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出版社内容情報
近く必ず発生するとされている首都直下型地震と南海トラフ巨大地震について、今知っておくべきこと、起こったときに取るべき行動をわかりやすく解説
目次
第1章 迫りつつある南海トラフ巨大地震と首都直下地震(能登半島地震、日向灘地震などM7規模の地震が増えた)
第2章 南海トラフ巨大地震の被害想定とその備え(南海トラフ巨大地震の被害はどうなるか;地震被害想定とは;国などが行う南海トラフ巨大地震への備えと対応;地方自治体の対応はどうなっているか;自分が家族ができる、備えと対応;企業・団体などの備えと対応)
第3章 首都直下地震の被害想定とその備え(首都直下地震の被害想定結果;国の首都直下地震への備え;東京都の取り組み;個人の備え)
第4章 災害に強い日本を作るために(最新の科学技術による地震観測システム;防災、地震予知への挑戦;一都滅びて国も滅ばないために 首都移転の実情)
著者等紹介
三浦房紀[ミウラフサノリ]
1950年生まれ。京都大学防災研究所助手を経て山口大学名誉教授。一般財団法人アジア防災センター センター長。専門分野は地震工学、防災工学、衛星リモートセンシングの防災への利用。国土交通省や宇宙航空研究開発機構などの防災施策に貢献。受賞歴は文部科学大臣賞(科学技術賞)、内閣総理大臣賞(防災功労)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
33
防災対策本は、用意すべき備蓄品や災害時の対応・事前準備等がメインになることが多いけれど、こちらはもっとマクロな視点で歴史や国としての被害想定等を知ることができるので、「なんだかんだ来ないでしょ」という正常性バイアス的考えから「いや、本当に来るんだ…」と危機感を覚えることができた。ちょうど先日読んだ本で、奥さんが一所懸命大地震に備えている姿を見て「過剰な不安症」と言い「死ぬ時は死にますよね」なんて言ってる著者さん(乳幼児の子がいるのに!)がいてモヤッとしたので笑、この本を読ませてあげたい!と思ってしまった…2025/07/16
aochama
4
2025年1月現在の南海トラフと首都直下地震の最新被害想定を読み解き、何を準備すべきかを説きます。 つい後回しになり、なかなか最新情報を読む機会が少ないので貴重でした。 とかく忘れがちな地震対策の振り返りと気付きに一読の価値あります。2025/08/24
さくら
2
近い将来必ず起こる南海トラフ、首都直下地震は歴史上何度も繰り返し起こっている。国や自治体はどのような対策を進めているのか、地震予知は新しい技術を導入し少しずつ前へ進んでいる。一番の問題は国民の意識の低さ。自宅の食料で1日も持たない人が9.2%もいることに驚き、即日スーパーの棚から食料も水も無くなるのは道理。ローリングストックを日常としなければ!巨大地震で今まで何度も歴史が変えられてきたという話も興味深かった。彼(地震)を知り、己(対策)を知れば百戦(巨大地震対策)危うからず、忘れてはならない。 2025/05/15
チャップ
1
首都直下地震、南海トラフ地震について「知らなかった」では済まされない。 本書は仕組みや想定される被害についてわかりやすく書かれている。 想定は想定であり被害を減らすこともできる。そのために知って備える。 これは良書。2025/06/05