出版社内容情報
学校から家に帰ったとき、ていねいに洗わなかった手には、なにがくっついているんだろう?
キャンディーをのどにつまらせて苦しいとき、のどのおくはどうなっているんだろう?
ヘルメットをかぶらないで自転車にのっているとき、転んで頭をぶつけたら、頭の中でなにが起きるんだろう?
そんなみんなの疑問に答えるために、体や命の専門家である救急医が
この本のなかで体の中の「目に見えない世界」に案内します。
きっとびっくりすることや新しい発見がたくさんあることでしょう。
自分の体や命にまつわる目に見えない世界を知ると、大人が「あぶない」「気をつけて」ってちゅういする理由がわかったり、
毎日元気にすごせるのはじつは貴重なことだと気づいたりするかもしれません。
さぁ、体と命のヒミツを知って、明日もきみが元気に生きられる方法を一緒に考えよう。
<大人の方へ>
この本はER医が監修した特殊な本で、対象年齢を限定せず、子どもの成長に合わせたいろいろな使い方ができます。
たとえば、2~3歳の幼児には文を読まずとも、絵をいっしょに見ながら感じたことをおしゃべりしてください。
もうすぐ小学生という年齢になったら、絵の内容を読み聞かせて説明してあげてください。
大人が感じたことを子どもに伝えても。
そして、小学生には本を渡し、まずは本人に読ませて「どんな内容だった?」と対話をしてみてください。
子どもならではの解釈をしたり、親が知らないことを知っていることも。
自分の体や生命はもちろん、家族や友達、周囲の人にまで想像力を働かせることが本書の目的です。
内容説明
ERの医師が作った救急の現場が伝えたい子どもにできる自己防衛本。
目次
第1章 命を守るために知っておきたい体のしくみ(生きるってなに?命ってなに?;A エアウェイ~空気の通り道 ほか)
第2章 ケガをしたとき、病気になったとき体の中で起きていることを想像してみよう(血が出た!~ばい菌のかくれ家を水で流そう;転んで血が出たらどうすればいいの? ほか)
教えて先生!!病院・病気・体・薬…みんなのギモンを解決しよう!!(どうして病院にいくの?;なんで予防接種をするの? ほか)
大人の方へ―大人が覚えておきたいこと(子どもの命を守る;家族や周囲の人の命を守る)