出版社内容情報
企業が本気で教育に取り組んだら見えてきた
日本の教育の現状・課題と、
教育の在り方を変える方法とは何か?
三菱グループの創業150周年記念事業として設立された
「一般財団法人 三菱みらい育成財団」。
助成の対象を15歳から20歳までと定め、
公立・私立高校の授業プログラムをはじめ、
NPO、企業などが行う教育プログラム、
大学で行う教養教育、教員の養成まで、
幅広く支援を行っている。
財団のコンセプトは「心のエンジンを駆動させる」。
若者が自ら主体的に考え、動くための力を身につけられるようなプログラムを採択し、助成している。
心のエンジンが駆動している人が増えれば、将来の日本はもっと活力に満ち、新しい産業が生まれてくるだろう。
ゴールまでの道のりは長いが、助成先と真摯に向き合い、教育現場に一つずつ変化を起こしていくことで、教育改革を実現しようとしているのだ。
本書は、三菱みらい育成財団の取り組みや調査から見えてきた、
日本の教育の現状・課題を整理し、新しい教育の在り方を紹介する1冊だ。
なぜ、三菱グループが150年の歴史の中で初めて教育に助成することになったのか。
なぜ、15歳から20歳までの世代にフォーカスをあてる必要があるのか。
三菱みらい育成財団の取り組みの実態と展望を明らかにしながら、
日本の教育を変えるために、企業・教育関係者・保護者ができること、すべきことをお伝えする。
内容説明
誰もが主役になれる「場」をつくれば「普通」な子の目が輝きだす。「心のエンジン」の駆動が未来を切りひらく。
目次
第1章 前代未聞の財団がつくられるまで(はじまりは「金曜会」だった;日本社会の問題を挙げていくと、教育改革の必要性が見えてきた ほか)
第2章 日本の教育の問題は「高校世代」にあった―「心のエンジンを駆動させる」とは(なぜ15歳から20歳までの教育に助成するのか;高校教育の現場から見える問題 ほか)
第3章 自分で考え、行動する「新時代の学び」を支援する(「総合的な探究の時間」で、「問い」を立てられる人になる;新しい経験を通して、心のエンジンを駆動する ほか)
第4章 学校の垣根をこえた、10代後半の教育エコシステム(重層的で構造的な教育支援を;教育事業者の役割が増している ほか)
第5章 10年を超えて、未来につなげていく(助成先同士で悩みを共有する「交流会」;カテゴリーを超えたコラボレーションが生まれている ほか)
著者等紹介
崎谷実穂[サキヤミホ]
フリーランスライター。人材系企業の制作部で求人広告等のコピーライティングを経験した後、広告制作会社に転職。新聞の記事広告の仕事を専属で担当し、100名以上の著名人に取材。独立後はビジネス系の記事、書籍の執筆・編集を中心に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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