出版社内容情報
15歳で歌舞伎町に足を踏み入れた現役女子大生 ライター 佐々木チワワの7年に渡る、かつてないエスモグラフィー。
内容説明
今日も歌舞伎町で真実の愛は見つかりませんでした。現役慶應生ライター初のエッセイ、ついに発売!
目次
01 歌舞伎町に落ちているモノ(歌舞伎町に落ちているモノ;初めての担当・初めてのホストクラブ ほか)
02 世界で一番女の子(世界で一番女の子;愛して欲しかったAV女優 ほか)
03 無駄金という貴方へ(やさしい世界;歌舞伎町1万円オールプラン ほか)
歌舞伎町用語集
特別収録1 佐々木チワワと歌舞伎町有名ホスト対談集(草摩由季;やるきげんきだいき ほか)
特別収録2 担当とわたし
著者等紹介
佐々木チワワ[ササキチワワ]
2000年、東京生まれ。慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)在学中。10代の頃から歌舞伎町に出入りし、フィールドワークと自身のアクションリサーチをもとに「歌舞伎町の社会学」を研究する。歌舞伎町の文化とZ世代にフォーカスした記事を多数執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホッパー
32
詩集として楽しめる一冊2025/04/28
ズー
14
今までホストやホス狂いは軽蔑というか、理解できなかったんだけど、これを読んで見え方が変わった!とにかくお金がかかるけど、これってアイドルとかの追っかけとかと変わらないじゃないか。むしろ会えて、一緒にあんなことしたりこんなことしたりできるわけだから、そりゃもう最高だよね。佐々木さんが言ってた、お金を払えばかまってもらえる場所ってのもなるほどと思ったし、無駄金使って!とか言われるけど、そのために稼いでるんだっていう言葉も納得した。おそらく私には縁はないが、なかなかこの世界を知ることができた。2023/05/11
きょん
8
えーと、何昔の話してんの、って言われるでしょうけれど、枕営業って水商売では邪道、ホストクラブは水商売の女性が息抜きに通うもの、、、って認識とは現状はかけ離れているんですね。担当を押し上げるため夜職につき、パパ活をし、時に詐欺紛いの方法で金を引っ張る。ホストも自分を思っての行為だと黙認し、応援し、時に彼女はこんなに稼げる女だと自慢する。でも「女の子」を売れるのなんて数年。だからこそ彼女たちはその数年にホストに狂い全てを賭ける。モラトリアム。それが青春。納得ずくならそれもまたよし。凄い生きざま。ガンバレ。2023/01/09
ふじこ
7
10代の頃から歌舞伎町に出入りしてきたチワワさん。かりそめの愛と札束がネオンに溶けていくこの街でいろんなことを経験し、いろんなものを失った記録。AV女優になってまで己を追い詰めても「あいして欲しかった」という言葉が担当には届かなかった女の子がいた。好きで好きで仕方なかった気持ちを込めて担当を刺した女の子がいた。今日もどこかでホス狂いが身を削って作ったお金はシャンパンの泡となって人知れず消えていく。チワワさんは本当に担当の彼のことが好きだったんだなということが伝わってきて、なんだか胸が切なくなった。2022/12/14
江藤 はるは
6
次へ次へ止まらなかった。2022/11/25