出版社内容情報
オペラ《蝶々夫人》の海外2000回公演。
渋沢栄一、滝廉太郎、プッチーニ……
綺羅星のごとき財界人・芸術家が周囲を彩ったその数奇な運命。
東京音楽学校、帝国劇場、ロイヤル・アルバート・ホール、ホワイトハウス……
明治~昭和期に「声」一つでプリマ・ドンナの階段を駆け上がった三浦環。
本人直筆の手紙を含む膨大な資料から、
その人間像とドラマを流麗な筆致でつづった、
著者初の伝記ノンフィクション。
「マダム・ミウラがうたっているのではない。
私が心の中で描く、幻のマダム・バタフライが
舞台に現れたと思いました(略)
あなたは世界にたった一人しかいない、
最も理想的な蝶々さんです」(プッチーニ)
「芸術家は社会の花です。(略)妻だからといって家庭にとじこめることは公徳を
無視した封建思想です、芸術に対する大きな冒涜です」(三浦政太郎)
日本の芸術史に新たな光を当てるノンフィクション!
内容説明
東京音楽学校、帝国劇場、ロイヤル・アルバート・ホール、ホワイトハウス…明治~昭和期に「声」一つでプリマ・ドンナの階段を駆け上がった三浦環。本人直筆の手紙を含む膨大な資料から、その人間像とドラマを流麗な筆致でつづった、著者初の伝記ノンフィクション。
目次
第1章 誕生 歌う喜び
第2章 東京音楽学校
第3章 “歌劇 オルフォイス”日本初のオペラ公演
第4章 スキャンダル
第5章 戦時下の海外デビュー
第6章 プリマ・ドンナという運命
第7章 訃報
第8章 私をお愛しください
終章 環の冬の旅
著者等紹介
大石みちこ[オオイシミチコ]
東京都出身。脚本家。東京藝術大学大学院映像研究科客員教授。東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻修了後、2008年映画「東南角部屋二階の女」(池田千尋監督)で脚本家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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