出版社内容情報
誰もが知っているあの文豪に、こんな意外な一面があった!?
内容説明
読んだらもっと好きになる文豪たちのエピソード満載!
目次
第1章 太宰治を取り巻くどうかしている文豪たち(太宰治―人間失格そのままの人;檀一雄―放浪と料理が大好きな“文壇の良心” ほか)
第2章 夏目漱石一門と猫好きな文豪たち(夏目漱石―メンタル弱めな日本一の文豪;芥川龍之介―かなりナンパなスーパースター ほか)
第3章 紅露時代の几帳面で怒りっぽい文豪たち(尾崎紅葉―江戸っ子気質の親分肌;泉鏡花―潔癖で超心配性な、幻想文学の先駆者 ほか)
第4章 谷崎潤一郎をめぐる複雑な恋愛をした文豪たち(谷崎潤一郎―強く美しい女性に踏まれたい人;佐藤春夫―門弟3000人を超えた大作家 ほか)
第5章 菊池寛を取り巻くちょっとおかしな文豪たち(菊池寛―芥川賞、直木賞を設立した文壇の大御所;直木三十五―「芸術は短く、貧乏は長し」直木賞になった作家 ほか)
著者等紹介
進士素丸[シンジスマル]
1976年2月生まれ。舞台演出照明、映像制作、グラフィックデザイン、ライターなど、マルチに手がけるクリエイター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
99
文豪に関するいおもしろ逸話集。みたいだけど内容は様々な文献を引っ張って書いたような本・それぞれのエピソードは短くてそんなに印象に残らなかった。ひまつぶしなら。図書館本 2021/11/20
吉子
94
明治~昭和の文豪たちの裏話。イメージは勝手にお堅い、教養の高い、高尚な、雲の上の人・・・と想像していたが、私生活を垣間見ると、なんてひどい!(笑)時には子供のような行動をしたり、変態モードであったり、酒、女、不倫、ギャンブルと好き放題。しかし文豪同志の仲間関係、師弟関係は結束が強くすごいなぁと思う。天才はやはり、普通の庶民とはやることが違う。面白かった♪2022/06/12
ずっきん
89
こうやってまとめて読むと面白い。さらりと読めて、相関図などの切り口がとてもよい。 言い得て妙にも程がある大谷崎、意外な可愛さにやられる乱歩。菊池寛の章は笑わせながらもグッとくる。だがイチバンはなんといっても直木三十五が文藝春秋で発表した『文壇諸家価値調査表』もー、秀逸(笑)絶品(笑)抱腹絶倒の破壊力(笑) これだけでも読む価値ありっすよ!2020/01/22
たまきら
55
笑いっぱなしでした。ホント、どうかしてるよ…。芥川龍之介好きすぎ太宰君のエピソードの数々には涙が出るほど笑いました。この人ってナチュラルボーン喜劇役者。周囲は迷惑だけど。宮沢賢治の春画コレクションには受けました.いいジャン別に、あはは。江戸川乱歩さんの初恋エピソードは初めて知りましたが、うすうす気づいてたな、明智小五郎と小林少年を読んでた小学生の頃から。…あれ、児童虐待じゃん。2024/04/17
shikashika555
55
超絶面白い! 明治昭和を代表する文豪のぶっ飛んだ逸話集。驚き呆れ感心し、笑えること必定である。 かの時代の文士、売文業などと貶められ 世相定まらぬ時代に先の見えない人気商売として不安定なことこの上ない生活ぶりであったろう。 それでもなお、書き続ける。書きたい。書かずにおれぬ他のことは出来ぬとなれば、その性格たるや複雑に拗れ鬱憤を溜め込み、あらぬ方向に迸り出て どうかしてる言動となり世の顰蹙を買う羽目になる。 そんな哀しくも野太い文豪たちの「どうかしてる逸話集」 読めば新たに文豪への愛が目覚める(笑)。2020/10/28
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