内容説明
西安から新疆ウイグル自治区、カザフスタンを超えてシルクロードの中心地ウズベキスタンまで。意外と安く、気軽に行ける中央アジア。超ベテラン旅作家が本気で書いたガイドブック。
目次
第1部 シルクロードを歩く(西安から蘭州へ;蘭州からトルファンへ;トルファンからウルムチへ;ウルムチからアルマトイへ;アルマトイからビジュケクへ ほか)
第2部 シルクロードを見る(中国エリア;中央アジアエリア;その他シルクロードエリア)
旅の情報
著者等紹介
下川裕治[シモカワユウジ]
1954年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。新聞社勤務を経てフリーに。アジアを中心に海外を歩き、『12万円で世界を歩く』(朝日新聞社)でデビュー。アジアと沖縄を中心に扱った著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zero1
57
旅行記を読むより、美しい写真を楽しむ本。貧乏旅行で知られる下川氏にしては珍しい?話題の蘭州ラーメンは一度食べたいし、長距離列車も乗ってみたい。敦煌の遺跡やサマルカンドの青は見る価値あり。イスラムでは偶像崇拝が禁じられているので、宗教画の代わりに精緻な模様が発達した。中国を旅する場合でも内陸に行く人は少ない。中央アジアとの関係を知るには、こうした本が必要だ。トルファンやカシュガルは異国情緒ある都市だか、中国政府によるウイグル人への弾圧が気になる。買わなくても図書館で見かけたら手にしてほしい。2019/12/12
kumako
22
電子書籍で読んだせいか、本文の途中に写真が半ページ入るのが少々読みづらかった反面、写真を拡大して見られるのは良かったです。イスラム神学校の青タイル壁面は何時間でも見ていられそう。最近セリアで可愛い柄の小皿が販売されてるアレはソグド人のカラフルな伝統柄だったのか。シルクロードの時代から残っている湖や砂漠、遺跡の名残から想像する旅…お仕着せの旅より楽しいと思う。でも広大な自然の写真を見て自分がそこにいると想像すると恐怖を感じる。このような本で愉しむのが私には丁度良い。巻頭の写真が綺麗で見事でした。2021/05/04
びっぐすとん
20
図書館本。シルクロード熱が止まらない😁下川さんの本は何冊も読んでいて、シルクロードや中央アジアを旅した本も読んだので、バスや列車、ホテルの様子はわかっているのですらすら読める。新刊なので最新の情報に更新されているというところかな。便利になったところ、逆に行くのが難しくなったところ、国際情勢は目まぐるしい。40年前のNHK「シルクロード」では長閑で明るい兆しだったウイグルが今は緊張状態で、当時は封鎖されていたパキスタンとの国境は今は通る事が出来る。体力に自信ないけどこのルート(観光もつけて)旅したい!2021/03/27
蓮華
14
異国情緒あふれるシルクロードの旅。 写真が多いので、見慣れない建物や食べ物、風景が楽しませてくれる。 コロナ騒動が終わっても中々行く機会がないような場所だけど、こういうところもいくと世界が広がるだろうなと思う。2020/04/23
カツ
12
下川さんの紀行文を楽しみにしていたけど「10万円」も「10日間」も関係なく写真がメインの本だった。それでも普段あまり目にする事もない中国奥地や中央アジアの景観が素晴らしく訪れてみたい気持ちになる。2020/12/28