内容説明
日本の原点となる神話世界を味わおう!神話といえばギリシャ神話が有名ですが、負けず劣らず豊かな世界観を誇るのが日本の神話。神さまたちの争いや知恵比べ、愛の物語など、実に興味深い話であふれています。この本は『古事記』をベースに、豊富なイラストで日本の神話世界を簡単に理解できるようになっています。本書片手に神話ゆかりの神社を訪れたなら、きっと日本文化や神社を見る目が変わるはず!
目次
第1章 神々の物語“古事記・上巻より”(主な登場人物;天地初めて発けしとき ほか)
第2章 神々の子孫“古事記・中巻より”(主な登場人物;神武東征 ほか)
第3章 皇位の争奪“古事記・下巻より”(主な登場人物;番外編 本書に登場する動物たち ほか)
著者等紹介
渋谷申博[シブヤノブヒロ]
1960年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒。日本宗教研究家。よみうりカルチャーなどで神話をテーマとした講座を解説している。著書多数
カワグチニラコ[カワグチニラコ]
ユーモラスかつ可愛らしいタッチで、実用書のイラストからコミックエッセイまで手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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織川 希
2
★☆☆☆☆ 日本の神々に対する知識は多少得られたが、色々と疑問が残ってしまったし、特に面白くもなかった。私は、日本において八百万の神とはどのような存在なのかを知りたいと思い、本書を読んだ。神は人間とは異なる善の象徴的存在なのかと考えていたがそうでもないらしい。神々はすぐに激怒したりと結構人間くさい。神々の子孫が天皇と繋がった時点で人間との垣根も分からなくなった。普通の小説ならエピソード一つ一つのドラマが語られて面白いだろうが、神話の出来事が次々と羅列されているだけで、何の感動もなくつまらなかった。2020/10/10