内容説明
戦国時代に男の名で家督を継いだ女性、遠江井伊家の当主・井伊直虎。戦と謀略で親族を失い、残された跡取り娘が乱世に立ち向かう。駿河の今川、甲斐の武田、三河の徳川と3方を囲まれながら、直虎は許嫁が残した跡取りを守って生き抜き、井伊家発展の礎を築いた。2017年大河ドラマで話題の女領主のすべてがわかる1冊!
目次
序章 井伊谷に住まう一族
第1章 弱小国の宿命
第2章 外に敵、内にも敵
第3章 城を失い、領地も失う
第4章 蘇生する井伊家
終章 幕府を支える四天王
著者等紹介
渡邊大門[ワタナベダイモン]
1967年生まれ。関西学院大学文学部史学科日本史学専攻卒業、佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。株式会社歴史と文化の研究所代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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出版社内容情報
2017年の大河ドラマを先取り!物語の全容がつかめる1冊乱世のまっただ中で、領主として、ひとつの希望を支えに生きていく一人の主人公。彼女はどんな時代に生きたのか、支えた人物、敵対者など、周辺の歴史を抑えつつ、謎の女性の姿に迫る。
渡邊 大門[ワタナベ ダイモン]
1967年、神奈川県生まれ。1990年、関西学院大学卒業、2008年、佛教大学大学院博士後期課程修了、博士(文学)。歴史学者。専攻は日本中世史。著書に『大坂落城 戦国終焉の舞台』(角川選書)、『誰も書かなかった 黒田官兵衛の謎』(中経の文庫)、『信長政権』(河出ブックス)、『宇喜多直家・秀家』(ミネルヴァ書房)、『秀吉の出自と出世伝説』『戦国の交渉人‐‐外交僧・安国寺恵瓊の知られざる生涯』(洋泉社歴史新書y)、『戦国誕生』(講談社現代新書)ほか多数。