中経の文庫<br> 人工知能はなぜ未来を変えるのか

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中経の文庫
人工知能はなぜ未来を変えるのか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 294p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784046017031
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0140

出版社内容情報

人工知能って、そんなことまでできるんですか!??政治・経済・教育・医療・労働――「常識」が一変する、人工知能社会への展望?
「人工知能」の急激な進歩により、私たちの生活はいよいよこれから劇的に変化していく。
人工知能が人間を超えたとき、起こりうる未来とはいったいどんなものなのか!?
東大・松尾豊准教授が、ビジネス戦略家・塩野誠氏の率直かつ鋭い質問に対談形式で答えながら、未来の可能性を語っていく一冊。
◎本書は、単行本『東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」』を改題・加筆の上、文庫化したものです。

PROLOGUE えっ、人工知能ってそんなことまでできるの!?
CHAPTER1 ウェブとビッグデータ、人工知能  ?人工知能の怖さ
CHAPTER2 政治も経済も、国境すらも変わる  ?近い将来、国はなくなるか?
CHAPTER3 ヒトと人工知能  ?人の「意思」は作り出せるか?
CHAPTER4 ロボットに限界は必要か?  ?すべての犯罪が記録される世の中に
CHAPTER5 身体と学習、教育の役割  ?もう公教育は必要ない
EPILOGUE 未来はそこまでやってきている

松尾 豊[マツオ ユタカ]
東大大学院工学系研究科総合研究機構/知の構造化センター/技術経営戦略学専攻 准教授。97年、東大工学部卒。02年、同大学院博士課程修了。博士(工学)。同年より、産業技術総合研究所研究員。05年より、スタンフォード大客員研究員。07年より現職。02年、人工知能学会論文賞、07年、情報処理学会 長尾真記念特別賞受賞。

塩野 誠[シオノ マコト]
(株)経営共創基盤(IGPI)パートナー・マネージングディレクター。IGPIシンガポールCEO。慶大法学部卒、ワシントン大ロースクール法学修士。ゴールドマン・サックス証券、ベイン&カンパニー、起業、ライブドア等を経て現職。主に通信、メディア、テクノロジー、エンターテインメント領域の企業等に対し戦略のアドバイスを行なう。

内容説明

「人工知能」の急激な技術進歩により、政治、経済、教育、医療、労働をはじめ、我々の生活は今後、劇的に変化すると言われる。本書は、“常識”を一変させる人工知能社会への将来的展望について、人工知能学の権威が、気鋭のビジネス戦略家の率直な疑問に、対談形式で誰にでもわかりやすく答えていく一冊。ロングセラーの「人工知能」入門書、待望の文庫化!

目次

PROLOGUE えっ、人工知能ってそんなことまでできるの!?
1 ウェブとビッグデータ、人工知能―人工知能の怖さ
2 政治も経済も、国境すらも変わる―近い将来、国はなくなるか?
3 ヒトと人工知能―人の「意思」は作り出せるか?
4 ロボットに限界は必要か?―すべての犯罪が記録される世の中に
5 身体と学習、教育の役割―もう公教育は必要ない
EPILOGUE 未来はそこまでやってきている

著者等紹介

松尾豊[マツオユタカ]
東京大学大学院工学系研究科特任准教授。1997年、東京大学工学部電子情報工学科卒業。2002年、同大学院博士課程修了。博士(工学)。同年より産業技術総合研究所研究員。2005年よりスタンフォード大学客員研究員。2007年より東京大学大学院工学系研究科准教授。2014年より同研究科グローバル消費インテリジェンス寄付講座共同代表・特任准教授。2015年6月産業技術総合研究所人工知能研究センター企画チーム長兼任。シンガポール国立大学客員准教授、株式会社経営共創基盤(IGPI)顧問

塩野誠[シオノマコト]
株式会社経営共創基盤(IGPI)パートナー・取締役マネージングディレクター。IGPIシンガポールCEO。経済産業省産業構造審議会分散WG委員。人工知能学会倫理委員会委員。慶應義塾大学法学部卒業、ワシントン大学ロースクール法学修士。ゴールドマン・サックス証券、ベイン&カンパニー、起業、ライブドア等を経て、現職。主に通信、メディア、テクノロジー、エンターテインメント領域の企業や政府に対し戦略のアドバイスを行ない、政府系実証事業採択審査委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

27
人工知能学者とビジネス戦略家の対談。人工知能の技術的仕組みからこれからの志向を考える上で勉強になる。GAFAにより集められた情報は将来プライパシー侵害で訴えられるかもしれない。また彼らの納税も腹ただしく感じる人は多いだろう。ウェブ系の教育は進んでいくだろうが、歴史の年号など記憶する意味はあるのだろうか?日本の記憶ベースの受験は変革していくだろう。人間にできる事は意思決定と責任を取る機能だけになるのか?興味深い対談だった。数年後、また読みたい。2020/06/07

Yuichiro Komiya

13
著名な人工知能研究者の松尾さんと、社会学者塩野さんの対談。話がいろいろな方面に飛んで興味深い。人工知能が意識を持つかに関しては、現在の機械学習でデータを予測する仕組みから考えると余りにレベルが違いすぎて現実味がなかったが、目で見る仕組みなんて絶対機械化できないと思っていたのが今や人間の判定レベルを超える所まで来ているので、あながち夢物語ではないかもしれない。意識というのが人間独自の特殊なものではなく、単に進化の過程で得た、視覚や聴覚などと同じ単なる能力の一つなら、いつかAIが意識を持つ日も来るのだろう。2018/11/25

ホシ

13
AIは考えれば考えるほど哲学に踏み込む感じ。難しくもあり、面白くもあり、怖くもあり…。「AIは意識を持つか?」の辺りで、何だか頭がボーッとした。私は今、酒を飲んでて、酩酊状態です。てへ。AIも酩酊状態っていうのはあるのかなぁ。この前、爺ちゃんの法事で飲みすぎて、親戚一同の前で醜態を晒したのだが、AIも醜態を晒すことがあるのかなぁ。そもそもAIは「酔う」ことがあるのかなぁ。「疲れ」を知らないから、酔いもしないのかなぁ。へべれけに酔って、馬鹿みたいに人生を語る、そんな事はやっぱりAIには出来ないのかなぁ。2017/08/25

izw

13
AI関係本まとめ読みの一冊。7月に発行されたばかりだったのでよく見ないで購入してしまったが、2014年10月に刊行された単行本「東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」」を改題の上、加筆・再編集した文庫だった。元になっている対談は2014年5月頃になされたものらしいが、内容があまり古く感じられないのはさすが松尾先生と言えよう。それを引き出す質問をし、関連話題を広げている塩野氏もすごい。2016/09/04

北山央晃

7
「人工知能は実現できるか」ではなく「人工知能にはなにができるか」でもなく「人工知能はなぜ未来を変えるか」なんですね。 このことからは、「人工知能は実現できるか、限定的な局面ではすでに実現できている。人工知能にできる可能性のあることも具体化している」という前提はすでに成立しているのだろうか。 しかし、このなかで人工知能の定義についてくりかえし問われている。ひとの判断過程そのものの再現ではなく、問題と解決のセットがあればそれは人工知能だといっているようだ。未来はいつ来るかより、どう変わるかが気になる。2016/09/29

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