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出版社内容情報
「水曜どうでしょう」“うれしー”、珠玉のエッセイ第2弾!
目次
空港へ向かう電車の中で世にもおかしな人を見た話
その気もなかったのに、なぜか珈琲の味を究めるお膳立てをされてパニックに陥る男の話
生まれてはじめての銭湯で、どこで服を説げばいいのか分からず頭の中が真っ白になった男の話
欽ちゃんに会ってしまった夜の話
ぼくのおじさんと、ぼくの家族と、あのころの話
レジの列にイラつきながら、しかし人類は活性化していたのだと気づく男の話
人類の遺産はパクられながら後世に受け継がれていくのだと信じた男の話
小学6年の夏、水泳大会に人生を見た男の話
高校3年の夏、床屋のオヤジにあんたハゲるよと言われ、7年半引きこもった男の話
いつか女房と見た映画の話
山形県の東根温泉の食堂でかつ丼のうまさに泣く話
子供のころ父親に聞かされた不思議な話の答えに、『水曜どうでしょう』のロケ中にたどり着く話
おかえり
私の人生の恩人たち
著者等紹介
嬉野雅道[ウレシノマサミチ]
1959年生まれ。佐賀県出身。「水曜どうでしょう」(北海道テレビ)のカメラ担当ディレクター。愛称は「うれしー」。ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、文化庁芸術祭賞優秀賞など多くの賞を受賞したドラマ「ミエルヒ」では企画を担当し、福屋渉氏とともにプロデューサーも務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本
78
水曜どうでしょうのカメラマン兼ディレクターのうれしーが筆を取った2冊目のエッセイ本。水どうメンバーから仙人と言われるだけあってエッセイというよりは哲学書の様な雰囲気が漂う。1冊目よりも深みが増している気がするが気のせいだろうか。2017/09/07
tapioka
22
水曜どうでしょうディレクター、嬉野さんのエッセイ2作目。タイトルの「ぬかよろこび」の言葉と同じような、力を抜いた優しい雰囲気の文章で、全14話の嬉野さんに纏わる話を描いています。人生の発見や節目の体験が語られており、単にいい話だけでなく、人生について学べる本になっています。自分の心を開いてこそ受け入れられるものがあるし、先人が語ってくれた話の意味が、自分が同じような状況に陥ったときにふと気がつくことがある。日本人の良さを思い返させてくれる一冊でした。次作のタイトルは「ただばたらき」かな?2017/12/12
MOKIZAN
20
凡庸な文章で、いろいろな生き方の”理”をツラツラと、面白い。まあ、生きてくってそんなことでしょう。萩本欽一氏のインスピレーションによる適性判断確度の高さは、いろいろと目や耳にしている。その人にそう言ってもらえたんだから、相応の器量持ちの方なんでしょう。2017/07/06
tokkun1002
16
エッセイ2冊目。2017年。嬉野珈琲、萩本欽一、悩み。特に最後の奥さんの話、恩人の話は素敵ですね。2017/09/09
マッピー
11
うれし―の文章がすごく好きです。けっして力がこもった文章ではないのに、何か悩みがあった時などにその文章を読めば、そっと背中を押してもらえる。意固地になっているときにその文章を読めば、「本当にそれでいいの?」と顔を覗き込むように確認してくる。そんな文章です。いや、基本脱力なんですけども。“それでも、寂しかったり、哀しかったりする気持ちの底には、昔そこに幸せだった時間があったという、儚い事実がある。”明日が続いていく限りは、生きていかねばならないのだねえ。2018/02/04