出版社内容情報
25万部ベストセラー文庫化。マーケティング理論がわかるビジネスノベル!
「省エネルック」が失敗して「クールビズ」が成功した理由とは? 「キシリトールガム」が売れた理由は? など、実例をあげつつストーリー形式でMBAマーケティング理論が学べる! BtoBマーケティングの基本が楽しく身につく一冊。
美貌で男勝りの商品プランナー・宮前久美が挑んだのは、“Appleにできて日本企業にできない壁”であった。 はたして彼女は、日本が抱える課題――「高品質で多機能、でも低収益」から脱却できるのか? コトラーからブルーオーシャン、キャズム理論まで、マーケティングの基本がわかる、10の物語。
※2011年12月刊の同名単行本の文庫化作品です
内容説明
会計ソフト会社・駒沢商会でトップセールスとなった宮前久美は、「顧客が喜ぶ商品を創り出したい」との想いを実現すべく、商品企画部への異動を申し出る。だが、そこで出会った上司・与田誠から突きつけられたのは、「顧客絶対主義」という落とし穴であった。はたして久美は、日本が抱える課題「高品質・多機能。でも低収益」から脱却できるのか―。
目次
1 アメリカの鉄道会社はなぜ衰退したのか?―事業の定義
2 「お客さんの言いなりの商品」は売れない?―顧客絶対主義の落とし穴
3 顧客の要望に100%応えても0点―雇客満足のメカニズム
4 値引きの作法―マーケットチャレンジャーとマーケットリーダーの戦略
5 キシリトールガムがヒットした理由―バリュープロポジションとブルーオーシャン戦略
6 スキンケア商品を売り込まないエステサロン―競争優位に立つためのポジショニング
7 商品を自社で売る必要はない―チャネル戦略とWin Winの実現
8 100円のコーラを1000円で売る方法―値引きの怖さとバリューセリング
9 なぜ省エネルックは失敗してクールビズは成功したのか?―コミュニケーションの戦略的一貫性
10 新商品は必ず売れない?―イノベーター理論とキャズム理論
著者等紹介
永井孝尚[ナガイタカヒサ]
マーケティング戦略アドバイザー。ウォンツアンドバリュー株式会社代表。1984年に慶應義塾大学工学部卒業後、日本アイ・ビー・エム入社。IBM大和研究所の製品プランナーとして企画した製品がバブル崩壊で大苦戦するも、プロモーションの傍らで全国を駆け回りセールス活動を展開、さらに製品開発マネージャーも兼任し3年間で多くの大規模プロジェクトを獲得する。1998年よりマーケティングマネージャーとしてCRMソリューションの戦略策定・実施を担当し、市場シェア1位と市場認知度1位獲得に貢献。2013年、30年間勤務した日本アイ・ビー・エムを退職。ウォンツアンドバリューを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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