中経の文庫 世界一のおもてなし

宮崎 辰【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2015/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 200p／高さ 15cm
• 商品コード 9784046011800
• NDC分類 673.9
• Cコード C0134

出版社内容情報

NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で話題沸騰の著者による、サービスの極意をまとめた一冊が、ついに文庫化。お客様の心を読む技術、チームワークの磨き方など、具体的なテクニックが満載。

内容説明

サービス世界大会で本場フランスをはじめとする各国代表を破り、日本人で初めて優勝した「世界一のサービスマン」、宮崎辰。彼だけが知る「本物のおもてなし」とは？個人技の磨き方、チームワークをあげる秘訣、そしてお客様を魔法にかけるテクニック…そのすべてを公開した接客業のバイブル、待望の文庫化です。

目次

第１章　サービスの本質とは？（優れたサービスは出会いに感謝することからはじまる；優れたサービスは個人技×チームワーク　ほか）
第２章　日本一になるために大切なこと（出会いに感謝し具体的な「目標」を持つ；メートル・ド・セルヴィス杯での激闘のはじまり　ほか）
第３章　世界大会での勝利の秘訣（睡眠時間よりも大切なもの；人生の大一番に最高の状態で臨むコツ　ほか）
第４章　修業時代に学んだこと（ゲストへのサービスは、家族にサービスするように；家族での食事が、豊かな食文化を作る　ほか）
第５章　世界一になって見えてきたもの（嬉しかった「現場を離れないでくれ」；世界一になっても、忘れてはいけないこと　ほか）

著者等紹介

宮崎辰［ミヤザキシン］
シャトーレストラン　ジョエル・ロブション　プルミエ　メートル　ドテル。１９７６年、東京都国分寺市生まれ。高校卒業とともに辻調理師専門学校に入学。料理人を志していたが、最初に就職したレストランで「日本一のサービスマン」に出会い、サービスの道へ。２００６年、第１２回メートル・ド・セルヴィス杯に初出場し、準優勝。２００８年、第１３回メートル・ド・セルヴィス杯で第三位。２０１０年、シャトーレストラン　ジョエル・ロブションのメートル　ドテルに（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[James Hayashi]

シャトーレストラン　ジョエル・ロブションでメートル・ドテル(支配人)、そして12年のコンテストで世界一のサービスマンに輝いた著者。レストランでのサービスの極意、また如何に世界一になったか記述されている。かなりの努力家であり、料理だけでなくワイン、チーズ、語学なども勉強なされている。生きる道は異なるが、学ぶところは多く参考になった。

2020/06/01

[壱萬参仟縁]

ゴシ太本。ソムリエの資格、バーテンダー、バリスタの能力、フラワーアレンジメント、仏語に英語も求められる（２７頁）。サービス：１００点満点の料理を１２０点、１３０点へと引き上げていく行為（４８頁）。最低限の生活費を抜いた、すべてを食材費に使っていた（８３頁）宮崎氏。読書家が書籍代にしているようなものかもしれない。私は税金ただ乗りで恐縮だから、１万冊にて引退を考えている。本番でベストを尽くす：一番効果があるのは、本番前に誰よりも練習を積み上げておくこと（１０８頁）。私もあと１か月を切った（７月２４日時点）。

2015/08/04

[さっちも]

地道な努力の積み重ね、人を尊重して好きになる事、私ににできるかなぁ。

2019/07/27

[ワッカーパパ]

かの有名なジョエル・ロブションのメートル　ドテル（給仕サービスの責任者）である著者は、今でもサッカーをプレーするそうだ。NHKの『プロフェッショナル』で見たことがある彼の著書には、サービスの極意が書かれている。「世界一の座は自分の実力でつかみ取りました。それには誇りを持っています。しかしその実力は、決して、自分一人の力で手に入れたものではありません。」と『クープ・ジョルジュ・バティスト』というサービスの世界コンクールで優勝した彼が、この本の最初に力説したのは「やるか、やらないか。それだけなのです。」

2015/08/07

[村上 飛鳥]

サービスの世界一と聞いてどんな特別な事をやっているのだろうと思って読むが、なんてことはない、お客様の立場に立つ、作業ではなくサービスをする、目標に向かって努力を続けること、簡単な原則だ。でもこれが一番難しい。サラッと書かれているけど、大変な努力を積んでいる人だなぁと思った。

2015/12/04