- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 絵画・作品集
- > 絵画・作品集(西洋)
出版社内容情報
西洋絵画には、特定の人物と一緒に描かれる「アトリビュート」や、単独で意味を持つ「シンボル」が随所に描きこまれています。その意味がわかると、馴染みのある名画に込められた本来のメッセージが見えてきます。
内容説明
西洋絵画では、特定の人物と結びつけて描かれるアトリビュートや、単独で意味を持つシンボルが随所に描きこまれている。本書では、ギリシャ・ローマ神話やキリスト教、アレゴリー(寓意)に関するアトリビュートから、さまざまなシンボルまでを幅広く解説。日本人にも馴染み深い名画に込められた本来の意味を読み解いていく。
目次
序論 絵画を読み解く修辞学
第1章 花
第2章 果物
第3章 樹木
第4章 動物
第5章 鳥
第6章 幻想動物
第7章 物と身体
著者等紹介
平松洋[ヒラマツヒロシ]
美術評論家、フリー・キュレーター。1962年岡山県生まれ。早大文卒。展覧会の企画・運営やプランニングとともに執筆活動を行い、早稲田大学エクステンションセンターなどで講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
K’s本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユウユウ
35
最初面白くてじっくり読んでましたが、後半少しだれてしまって眺めた程度。でも手元にあると美術鑑賞に役立ちそうです。比較的図版も綺麗で見やすいです。2018/10/05
夏
34
欧米の美術館へ行くと、ギリシャ・ローマ神話やキリスト教をテーマにした作品ばかりで驚かされる。欧米の人なら一目見ただけで何が描かれているかわかるのかもしれないが、わたしにはわからず歯痒い思いをした。この本ではギリシャ・ローマ神話やキリスト教のアトリビュートやシンボルが一つ一つ丁寧に紹介されており、勉強になった。一つのアトリビュートにいくつもの意味があるので、パッと見ただけではその絵画の主題が何かわからないかもしれないが、じっくり見ると必ずどこかにヒントが隠されている。この本を持って美術館へ行ってみたい。2024/10/03
Nat
24
図書館本。丁寧に説明してあり、わかりやすかった。アトリビュートとシンボルの違いがわかってきた。2020/02/08
びっぐすとん
19
図書館本。西洋絵画を理解、楽しむためにはキリスト教、ギリシア神話、そしてアトリビュート・シンボルを知らなければならない。どれも欠如しているが特にアトリビュートは百合くらいしか知らなかったので、こういう図鑑で勉強出来るのは有難い。有名な絵画を例にアトリビュート・シンボルを解説してくる。海外でわざわざ見てきた絵もあるけど、自分は何も分かってなかった。ただ眺めたに過ぎなかったことを後悔。寓意なのかどうか分かりにくい絵もあり、変に勘繰りすぎたり、穿った見方になったりしそう。この本買おうかな。一度では覚えられない。2019/12/05
chatnoir
9
絵が小さくて残念。美しいだけではなく、色々意味があるんですね...。タロットカードのように、色々盛り込まれている絵もある。キルケというギリシャ神話題材の絵が素敵だった。2015/12/03