中経の文庫
米国製エリートは本当にすごいのか?

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784046010414
  • NDC分類 377.253
  • Cコード C0134

内容説明

アメリカで学んだエリートをありがたがる傾向はいまだに強いが、彼らは本当にすごいのか?東洋経済の記者(のちに東洋経済オンライン編集長)が「米国製エリート」の強みと弱みを徹底分析!今の日本に必要なエリートの姿に迫る!!

目次

第1章 米国の一流大学は本当にすごいのか?(二回目のスタンフォードは別物だった;SATやGREの数学は日本の中学校レベル ほか)
第2章 世界から集うエリート学生の生態(経営者、政治家は学歴集めが趣味?;一流大学卒でも就職は容易でない ほか)
第3章 経済・ビジネス―資本主義への愛と妄信(経済学を学ぶ三つのワケ;いずこも寄らば大樹の陰―就職は人気業界へ集中 ほか)
第4章 歴史―歴史が浅いからこそ、歴史にこだわる(歴史の浅い国のエリートはなぜ歴史を学ぶのか;歴史を学ぶと、「今」を的確に理解できる ほか)
第5章 国際政治・インテリジェンス―世界一視野の広い引きこもり(ガラパゴスの本家―日本人より内向きな米国人;日本の五〇倍のインテリジェンス予算 ほか)

著者等紹介

佐々木紀彦[ササキノリヒコ]
NewsPicks編集長。元東洋経済オンライン編集長。1979年、福岡県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、スタンフォード大学大学院で修士号取得(国際政治経済専攻)。東洋経済新報社で自動車、IT業界などを担当。2012年11月、「東洋経済オンライン」編集長に就任。リニューアルから4カ月で5301万ページビューを記録し、同サイトをビジネス誌系サイトNo.1に導く。2014年7月よりユーザベースに移籍し、執行役員に就任、経済特化のキュレーションメディア「NewsPicks(ニューズピックス)」の編集長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

211
米国のエリートの実態とはどのようなものなのか、日本はどうなのかという視点から見た非常に興味深い一冊。2016/06/30

ヨータン

16
国の状況をプロ野球のチームに例えて説明していたのは、わかりやすかったです。ちょっと古いプロ野球の情報ですが。アメリカは巨人。EUは西武。日本はソフトバンク。中国は中日だとか。国が強くなるためには大学教育を根本から変えないと難しいなと思いました。2016/07/05

masabi

12
アメリカの大学大学院で学んだエリートを米国製エリートとする。教育はジョブズのような天才を生まないが、高水準のエリートを輩出するシステムとなっている。その秘訣は授業で課される課題図書とプレゼンやレポートといった高品質なアウトプットである。議論力、専門性、教養が身に付くカリキュラムとなっている。知的なプロフェッショナルの層が厚いことがアメリカの政治的経済的優位の一因になっている。鍛えられる能力とは別に人脈も得られるため様々な人物が集まる好循環となっている。2015/08/29

アーチャー

12
小説ばかり読んでるので、この手の文章を読むのは正直ツラかったが、確かに”エリート”という言葉には誤解があると思わされたし、アジアの隣国の若者も自国に対し、不満を抱いてることが分かって、ちょっと安心させられました。2014/11/09

kerokazu

8
少子化の影響で日本の大学は学生の獲得競争がますます激しくなると予想されます。この本に書かれているようなインプット、プロセス、アウトプットの3つの能力をバランスよく向上させ、優秀な学生を輩出させることができなければ生き残っていけないでしょうから、日本の大学教育もこのような方向に向かうのでは。日本の将来にとって、本物の教養を身に着けた日本版エリート(リスクに対する感度を備え、批判に進んで耳を傾け、制度化することに優れた)が排出されるような仕組みづくりが本当に必要だと感じました。 2015/09/26

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