新人物文庫
物語 明治・大正を生きた女101人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784046010094
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0121

内容説明

西洋化・近代化という新しい風が吹き、福沢諭吉も『学問のすゝめ』で「男も人なり、女も人なり」と男女同権を訴えた一方、「家」や「三従の教え」という封建的な考え方がいまだ社会を規制していた明治・大正。そのような相克の中、女医への不屈の志を抱いた荻野吟子や吉岡弥生、女性解放運動に奔走した伊藤野枝や平塚らいてう、画業をきわめたラグーザお玉や山下りん、貧者・病者救済に一途に歩んだ瓜生岩子や井深八重、そして情熱の恋愛に身を捧げた石川節子らは、どのように時代を受け止め、道を切り拓いていったのだろうか…。時代の真の「夜明け」を求めた女たちの知られざる人生の軌跡に迫る。

目次

第1章 激動の時代を生きたヒロイン(異色の運命を生きた麗人―唐人お吉、シーボルト・ハナ、川島芳子、李(梨本宮)方子
近代日本のパイオニア―津田梅子、吉岡弥生、和田(横田)英、松本英子、平塚らいてう ほか)
第2章 明治・大正「女傑」伝(瓜生岩子―社会福祉事業に挺身した会津女性;市川久米八―「女団十郎」と呼ばれた歌舞伎女優 ほか)
第3章 明治・大正「女性の記録」(「鹿鳴館」に踊った女たち;富岡製糸場を支えた女工たち ほか)
第4章 近代を生きた76人の女性

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

61
仕事の合間の楽しみに車中で読んできた。ひょんなことで入手した本。せっかくなので、古いけど読んだ。本は経年変化しても、内容は(史実などの細部にこだわらない限り)勉強になる。 2023/09/06

Yu。

20
女性の地位や立場なんてあったもんじゃない時代に生まれ、様々な苦悩・困難・差別を乗り越えようやく偉業を成し遂げ今ある道を切り開いてくれた先駆者的な彼女らの生き様が語られる偉人伝。。誰が、と限定することなど出来ないほどここに載せられた方々皆の覚悟に敬服以外何も浮かばない… そうそう、本作の良さをもう一つ挙げるなら今時の娘と言おうか、愛欲の赴くままに生きた女性も載せられていること。 。ウチからそう遠くないという事もあり近々日本初の公認女医 萩野吟子記念館と富岡製糸場に行ってみようと思う。2017/05/21

ポメ子

5
瓜生岩子のように、社会貢献をした素晴らしい女性や、命がけの恋愛をした女性など、様々な、明治・大正に活躍した女性たちを垣間見れた。興味深かったのは、岩倉具視の次女、戸田極子が、夫の仕事の関係でウィーンに赴いた時に、ブラームスと接していたとか寛大な伊藤博文の妻梅子、福沢諭吉の妻、朝寝坊ばかりの漱石の妻などだった。2019/02/12

海戸 波斗

1
おすすめ。津田梅子と一緒に行った人とか興味深い。資料が残ってるし遺族はいるし、人に歴史ありで伝記はいろんな描き様があって興味深い。2014/11/02

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