内容説明
日本初紹介の『赤い魔術』を含む幻想的な名作180点を、あらすじ付きで楽しめる!『アンデルセン童話』から『千夜一夜物語』まで。
目次
総論 カイ・ニールセンの幻惑(平松洋)
作品1 太陽の東、月の西
作品2 ヘンゼルとグレーテルと他の物語
作品3 アンデルセン童話
作品4 パウダーとクリノリン
作品5 千夜一夜物語
作品6 赤い魔術
著者等紹介
平松洋[ヒラマツヒロシ]
美術評論家、フリー・キュレーター。1962年、岡山県生まれ。早大文卒。展覧会の企画・運営やプランニングとともに執筆活動を行い、朝日カルチャーセンター新宿教室などで講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那由多
19
繊細で優美な挿絵が流行ってたなんて、審美眼磨かれる贅沢な時代があったんですね。羨ましいです。大きな紙面で細部を鑑賞したかったです。2020/09/28
Kira
17
図書館本。本書の構成は作品のページに物語のあらすじも収録されているので、物語も挿絵も楽しめた。ニールセンの作品を鑑賞するたびに、やはり『太陽の東 月の西』の挿絵が圧巻だなと思う。2022/11/27
みそさざえ
7
これまで戻科でお目にかかっていたと思うのだが、挿絵画家として意識したのは初めて。いろいろな物語の要約と挿絵。どれもとても素敵。2021/11/11
shou
6
物語の粗筋と一緒に挿絵を多数載せてくれているのは嬉しいのだけど、サイズのせいか紙質のせいか、他の本で観るより全体的に黒が強く潰れ気味で、あの優美な繊細さが見て取れない。2015/05/09
5
5
所々に浮世絵の影響が見られる。特に波かな。代表作として名高い「パウダーとクリノリン」は、何とも贅沢。すらりと描かれた人物と緻密に描き込まれた華美な衣装や調度品。いやはや見事でした。2015/03/18