新人物文庫
楫取素彦と吉田松陰の妹・文

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784046009371
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0121

内容説明

天才で知られる吉田松陰の陰で、彼を生涯支え続け、松陰の死後もその志を継いだ楫取素彦。本書は、楫取素彦と吉田松陰、その妹・文の生涯を丹念に描いた労作。巻末には、坂本龍馬との出会いを語る楫取の回顧録「薩長連合の発端」と文(美和子)が松陰がいた頃の杉家の話を語った「楫取美和子回顧録」を特別収録。

目次

第1章 吉田松陰との出会い
第2章 吉田松陰との別れ
第3章 藩主側近として
第4章 藩内戦
第5章 幕府を討つ
第6章 明治を生きる

著者等紹介

一坂太郎[イチサカタロウ]
1966年兵庫県芦屋市生まれ。大正大学文学部史学科卒業。現在は、萩博物館特別学芸員、至誠館大学特任教授、防府天満宮歴史館顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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国士舘大学そっくりおじさん・寺

39
大河ドラマ『花燃ゆ』主人公の吉田松陰の妹・文が久坂玄瑞没後に再婚した相手がこの素彦さん(松島久米次郎・内蔵次郎・小田村伊之助・文助・素太郎と度々改名。さらに素彦を「ひさよし」と読ませる)。この本、ドラマ主人公・文の記述は少なく、あくまで素彦伝である。素彦は元々、文と同じく松陰の妹である寿の旦那である。寿の死後、文が妻になったのだが、この寿さんがいい女である。文さんよりも寿さんを主人公にすればよかったのにという位だ。松陰も眉をひそめる型破りな女性だったが、真面目タイプの素彦と破れ鍋にとじ蓋(続く)2015/02/12

たまご

17
大河につられて.文の話はあまりでてきません.楫取,は舵を取るように,と藩から与えられた名前なんですね.いかに当時の長州藩で仕事をしていたかがわかります.でも,新政府になって,木戸さんや伊藤のように政府に残って歴史に名を残すことなく,群馬県令(群馬の書かれ方がすごいですが,そんな気性荒いかなあ?保守的なイメージはあるですが…)になったことが,単純に残念と言っていいのかわかりません.寿とのいい夫婦ぶりがうかがえる逸話が多く,文の影がそりゃ薄いわ….大河,どう頑張るんでしょう.そこが見どころか??2015/04/06

だーすべいこ

11
今年の大河ドラマに決まってから、群馬県前橋市にゆかりがある事で、お名前を知りました。地元にいながら全く知識がなく、この本を読んで大恩人と知りました。難しく読むのに時間がかかりましたが読んで良かったです。2015/02/01

8
幕末初心者の私は、楫鳥素彦を大河ドラマで知りました。天才型の吉田松陰と秀才型の楫鳥素彦。野球選手で例えるならば長嶋茂雄タイプが吉田松陰、高杉晋作、坂本龍馬で、王貞治タイプが楫鳥素彦とのこと。なるほど納得です。2015/02/28

keisuke

5
妹の文に関してはあまり書かれていないように思うのだけど…楫取素彦は吉田松陰と関わりが深いわりには今まで読んだ書籍ではそこまで触れられてはいなかったので、その部分では良かった。功績が結構あるにもかかわらず、あまり知られていないのがかわいそうだな。2014/12/23

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