内容説明
日本全国６０城の古写真（幕末～昭和初期）を一挙掲載。失われた名城の天守の姿や、復元前の雄姿を堪能でき、城郭古写真の見方・楽しみ方がイチからわかる解説も充実。現況写真と見比べられ実際の城巡りにも最適な一冊！
目次
北海道・東北地方の城
関東地方の城
中部地方の城
関西地方の城
中国地方の城
四国地方の城
九州・沖縄地方の城
著者等紹介
中井均［ナカイヒトシ］
１９５５年生まれ。滋賀県立大学人間文化学部教授
加藤理文［カトウマサフミ］
１９５８年生まれ。織豊期城郭研究会
木戸雅寿［キドマサユキ］
１９５８年生まれ。織田・豊臣城郭研究家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もりのくまお
50
廃城令により安く資材として売却されたり、遺産として残されたけれど戦災で無くなってしまった諸城の数々。幕末に写真技術が取り壊しよりも前に伝わったことは幸運だったのかも。そうでなければ、全くの想像の世界になってしまっていました。天守や櫓の復元できたのも、こういう記録が残っていたからこそ。今残っている建築との比較もできるのも城好きには楽しい一冊です。明治から昭和初期の写真が古写真ですが、今復元・復興された天守・櫓の写真が50年・100年後には、古写真になっているのかもしれません。2016/12/04
ASnowyHeron
25
現在見ることができない城の姿を見ることができるのにぞくぞくする。地形図と見比べながら、堪能したい。2016/07/24
フリスビー
17
★★★★☆幕末～昭和初期にかけて撮影された、いわゆる古写真による全国の城の記録。大政奉還により主を失った城は、巨大なほど急速に老朽化していて、無残ではありますが、修復された今の城よりもその真の魂を感じることができます。政府軍の砲弾の雨にさらされた会津若松城の天守は、何より雄弁に歴史を語っていると感じました。歴史好きならばぜひ手にとって欲しい本です。2015/05/01
さつき
5
貴重な古写真満載で見応えがありました。自分が訪れたことのある城は特に注目してしまいます。明治期に老朽化などの理由で解体した城が多かったとは知りませんでした。天守が現存する城は本当に少ないんですね。見ていると城巡りをしたくなります。2015/09/07
愛理ちゃん88
3
表紙は松本城ですね。じっと見ていると想いが当時へ。１枚の写真でいろいろな想像が出来ます。写真を見た後、現地に行ってみたい。2015/11/16
