内容説明
「答えは本文中にある」とは限らない。出題者の手の内を見抜くための55のオキテ。
目次
第1章 現代文って、なぜモヤモヤするの?
第2章 誤読しないための評論の目のつけどころ
第3章 感情移入でコケないための小説の目のつけどころ
第4章 もう出題者に騙されない選択肢の罠の見抜き方
第5章 ツギハギ答案にならない記述問題の攻略法
第6章 難易度MAX東大の問題を解いてみやがれ
著者等紹介
鈴木鋭智[スズキエイチ]
代々木ゼミナール国語科講師、CSS公務員セミナー顧問講師。1969年、青森県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了(認知心理学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
inokori
7
「書いてあることはぼんやり分かっている、ような気がする」程度の読解力のあたしにも文章を読む際のポイント集としてなかなか参考になった。「文章内での対比構造を捉えよ」「問題の答えはすべて本文に書かれているわけではない」から読者が「つじつまが合」うよう内容を補って因果関係の道筋をつけよ、など。リーダビリティは高いがポイント集という制約上それほどやさしくはない(切り詰められた過去問等の引用に著者の解説、なので)。現役高校生・受験生には、講義系or詳細解説の問題集との併用が望ましいだろう。2018/11/27
ひつじねこ
6
文章の読み方の基本が多数掲載されているけれど、もちろんこれを読んだ「だけ」で読解力が上がるわけはなく、その成否は内容を内面化できるかにかかっている。その意味で本作は、語りかけを多用することで読みギライの生徒でも読み込みやすくなっている。ただ、紹介される一つひとつの読みのオキテは単純だから読んでいるうちはフムフムとできても、それが複合して文章となった時に生徒が太刀打ちできるかは懸念材料だろう。難易度の高い文章は、それほどの知力を読み手に求めてくる。文章のルールを知っていればどうにかなるものとは限らないのだ。2015/06/05
RED
3
なかなか力がつきにくいと言われる現代文だが、確かにこの本を読めば点数は上がりそう。いい本を買った。2019/08/23
紅林 健志
0
記述問題の解き方についての解説はかなり勉強になった。 2021/02/07
けん
0
基本的には「2頁で1テーマ」にまとめられていて、書き方も平易で読みやすいのだが、どうも著者の説明が腑に落ちない(解答の導き方に、「この著者の主観が多分に入り込んでいる」様に思われ、納得いかない解答例が多々あった)。←少し時間を置いて再読してみて、同じ感想なら「ブックオフ行き」でいいかな・・・と。2020/03/11