出版社内容情報
「捨てる」ことが奨励される今、あえて「捨てない暮らし」を実践するイギリスの人々の家を訪ね、捨てずに持ち続けるもの、習慣を探る。
内容説明
買って罪悪感をつのらせるより、今あるものを選別して暮らしに取り入れるセンスがあれば、毎日はもっと満たされる。「買う、捨てる、買う」をやめて、自分がしっくりくるものを味わって生きる。
目次
第1章 無駄なく食べ尽くす―庭から始める自給自足のススメ
第2章 生地が好き・デザインが好き―古い服をもっとおしゃれに
第3章 丈夫で美しいバスケットとバッグ―ずっと使いたい英国ものづくり紀行
第4章 私たちの捨てない暮らし―5人のミセスに学ぶ、使い続け、生み出す豊かさ
第5章 捨てないレッスン―ミセスに学ぶ住まい術
著者等紹介
井形慶子[イガタケイコ]
大学在学中から出版社でインテリア雑誌の編集に携わる。28歳で出版社を立ち上げ、イギリスから豊かな暮らしと生き方を考える英国生活情報誌『ミスター・パートナー』を発刊する。同誌編集長。ザ・ナショナル・トラストブランド顧問。日本外国特派員協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
里季
69
今の世の中、結構質のいい物が安価で容易に手に入れることができる。そこをあえて捨てない暮らしにこだわっている英国人たちのレポートです。すべてハート型の憧れの目で見せてもらった。でも思いますに、この本のように素敵な「捨てない暮らし」は心にもお金にも時間にも余裕のある人しかできないですね。例えば家にしたって手直しするよりいっそ立て替えたほうが安くつく(経験済み)。いやそんなことを考えずにこの本は「あら~すてきすてき」と言ってため息をつきながらティーバッグの紅茶をすすって眺めているのがいいわね。2014/10/04
なるみ(旧Narumi)
27
「買わない暮らし」に通じる、古いもの、受け継いだもの、今あるお気に入りのものを大切に使い続けることについて書かれた一冊。2017/02/16
リッツ
24
物の多い我が家、断捨離という言葉がいつも頭に。引越した時はかなり思いきって捨てた。が、実家の家財道具処分は本当に悲しかった。小さい頃からいつもそばにあった物、家族との思い出が一つ一つ浮かび、語りかけてくる。分かってる、スペースは限られ持てる物は知れている、過去にひたってばかりはいられない。でも持ち帰れた凸凹のある古い鍋で料理をする時、子供の頃お気に入りだったガラスの器にお菓子を入れる時、ものすごく満たされる。なので文中「あるだけで癒されるものは捨てない」にこれだ!と。むやみやたらに持つのではなく大切に。2014/11/11
yomineko@猫と共に生きる
22
祖母から受け継いだものを宝物のように大切に している。私も買わない、捨てない生活をモットーに 暮らしを変えていきたいと思った。2018/04/24
布遊
9
何百年前の家に住むイギリス人・代々使われている家具・アンティークなレースや布・・ 古い物を大切に使うイギリス人の考え方・生活感が、たくさんの写真とともに載っています2015/08/27