内容説明
信長は狂乱と冷徹の戦国覇者と恐れられた。しかし、美顔の小姓から獰猛な荒武者まで信長に触れた家臣たちはみな信長に身も心もささげて悔いなしと願った。家臣の心を魅了する信長の「御狂」には軍事カリスマの原点があった。覇王信長の全貌を解明し、論点・争点に果敢に挑んだ研究最前線の視座と座標。
目次
「軍事カリスマ」信長
尾張統一
桶狭間合戦
美濃攻略と足利義昭との邂逅
信長、足利義昭を奉じて上洛
元亀争乱(金ヶ崎の退き口と姉川の戦い;志賀の陣と比叡山焼き打ち;三方ヶ原合戦と浅井・朝倉の滅亡、足利義昭の追放)
長篠合戦と安土築城
右大臣任官、名実ともに天下人へ
大坂本願寺との戦い
統一権力の成立
三職推任と本能寺の変
著者等紹介
桐野作人[キリノサクジン]
1954年鹿児島県生まれ。歴史作家、歴史研究者。歴史関係の出版社編集長を経て独立。戦国・織豊期や幕末維新期を中心に執筆・講演活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。