内容説明
世界史指導のプロが教える、5000年の歴史を一気に理解する方法。世界帝国の“覇権”を軸に読み解けば、世界史はこんなにシンプル!
目次
第1章 現代のルーツはどこにあるのか?
第2章 二つの帝国、ペルシアとローマ(古代編)
第3章 キリスト教の文化帝国が誕生するとき(中世編)
第4章 勢いづく世俗パワーと徳川の平和(近世編)
第5章 世界史が日本に向かってくる時代(近代編)
第6章 アメリカの世界覇権は日本とともに(現代編)
著者等紹介
祝田秀全[イワタシュウゼン]
東京都出身。歴史学・映像文化論専攻。大手予備校講師を経て、現在、新渡戸文化学園特任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
99
世界史の流れを読んでいこうという本でこの本で世界史がすべてわかるかというと若干疑問です。受験生向きに書かれているのでしょう。1500年以前の歴史は慶応大学の問題には出ない、といわれてもいます。さらっとこれで流れのつかみ方を学んで山川の参考書を読むのがいいのかもしれません。2018/06/11
サトシ@朝練ファイト
17
すごく読みやすいです2017/10/15
孤独な読書人
10
覇権から世界史を読み解く。2018/07/08
sugarpon
7
年号や人物にとらわれず、もっと大きな視点で世界の中心がどう変化し、どう衰退していったのかという流れで世界史をつかむというのはシンプルでいいと思う。でも、国が発展し、滅んでいくきっかけを考える際はやはり「小さないざこざ」とか「国の首長の政策」と言った細かい部分にも目を向けなくてはならないことに変わりはない。ひたすらシンプルさを求めすぎるとやっぱり流れは掴めないな…。2021/09/14
乱読家 護る会支持!
6
山川の教科書を読んで世界史が嫌いになった人(僕とか)が多いと思いますが、本書は世界史を覇権国家と世界システムを軸に考えているので、歴史の流れがよくわかり、日本史と世界史の関連性(オランダ帝国て日本の銀の関係、日本の鎖国によるオランダ帝国の終焉、日露戦争は世界の代理戦争だった事など)、さらに現代社会を作っている原理原則もわかります。 おすすめします。 ぜひ、学生さんに読んでもらいたい。2018/01/10