出版社内容情報
カーネギー賞作家であるサトクリフが、アーサー王と円卓の騎士、魔術師マーリン、そしてブリテンの善と栄光を求める彼らの終わりなき戦いと伝説を、豊かな物語性と巧みな構成力、詩的な文章で彩られた魅力的な登場人物などで、美しくも神秘的な物語として紡ぎ出す。2001年2月刊の普及版。
内容説明
不朽の名作「アーサー王三部作」の第一弾!!美しくも神秘的で、魔術的な物語。
著者等紹介
サトクリフ,ローズマリ[サトクリフ,ローズマリ] [Sutcliff,Rosemary]
1920~92年。イギリスを代表する歴史小説家。1959年、すぐれた児童文学に与えられるカーネギー賞を受賞し、歴史小説家としての地位を確立した。児童向け歴史小説のほか、イギリス伝承やギリシア神話の再話、大人向けの歴史小説がある。1975年には大英帝国勲章(OBE)、1992年には名誉大英勲章(CBE)が贈られている
山本史郎[ヤマモトシロウ]
1954年生まれ。東京大学名誉教授。順天堂大学健康データサイエンス学部特任教授。専門は翻訳論、イギリス文学・文化。欧米のtranslation studiesの批判的な評価にもとづいた、日本の文脈にふさわしい翻訳理論の構築をめざしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ribes triste
12
アーサーの誕生から王になるまでの物語と円卓の騎士たちの冒険譚。サトクリフによって紡ぎあげられた物語は、アーサー王譚を踏襲しつつも、見事にサトクリフらしいオリジナル作品になっている。醜い顔立ちのランスロット、魔法使いなれどアーサーの人生の見届け人でもあるマリーン。夢中になって読んでしまいました。2024/01/07
いっこ
4
ダイドーシリーズで久しぶりにアーサー王と出会い、サトクリフで読んでみることにした。魔術師マーリン以外ほとんど忘れていた。グウィネヴィアもランスロットも人間的に書けていて面白く、エイキンがあんな物語を紡ぎ出したのも理解できる。2024/05/24
0sanada0
1
ざ、挫折……。中盤のガヴェインと緑の騎士まで粘ったのだけど。ほしかった本にいつの間にか普及版が出ている!と喜び勇んで買ったのですが、たぶん翻訳の相性が悪かった……。アーサー王伝説には興味があるので、もう少しさらっと読めるビジュアルの多い本を読むことにします。2024/05/08
じみ
0
面白かったー。 文体になじめないかと思ったら、そんなことはなくすいすいと読めました。 覚えていた名前はマーリン・ランスロット、パーシヴァル・アーサーあとトリスタンくらいでしたが、今回、ケイも覚えましたよ。途中、騎士が王妃に懸想するという悲劇が何回かありましたが、やはり、そちらは読み手のこの胃という事なのでしょうか? 私はあまり興味ないので余計な火種はいらないと思ってしまいました。2024/07/24
matsu0310
0
☆☆☆2024/01/15