内容説明
思考が変われば人生が変わる!アリストテレス、ニーチェ、アーレント、デリダ、サンデル…総勢50人の哲学者たちによる今を生きるための知恵100。“今”の問題に哲学が答える。
目次
1 世界は何からできている?「ギリシア哲学から中世の神学まで」
2 人間について考える「ルネサンス期から近代の初めまで」
3 理性の限界をつきつめる「イギリス経験論と大陸合理論の対立からドイツ観念論まで」
4 私の存在とは何か?「19~20世紀の現象と実存の哲学」
5 世界を動かす新しいルール「現代思想」
6 正しい社会をつくる「政治哲学と公共哲学」
著者等紹介
小川仁志[オガワヒトシ]
1970年京都生まれ。哲学者。徳山工業高等専門学校准教授。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。大手総合商社に入社後、フリーター、市役所職員を経た異色の経歴を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Taizo
8
哲学者50人×それぞれの思想2つ=計100もの思想がまとめて紹介されている。各思想2ページとコンパクトなので、さらっと思想史全体をさらう分にはとてもいい本だと思う。ただ、やっぱり2ページでその本質を説明し切るのは無理があるので、気になった人や思想をさらに別の本で補強していくのが良さそう。そのための入門書としては類を見ないほど幅広い。ソクラテスからマイケル・サンデルまで解説してるのはこの本くらいじゃないかと。個人的にはヴィトゲンシュタインが気になったので深掘りしたいと思ってます。2021/06/27
ゆうひろ
3
各哲学者の代表的な思想が、簡潔にまとめられています。 他の本を読んで得た知識の復習や、忘れた知識を思い出すのに便利です。2015/08/25
gummizuki
2
コンパクトにまとまっていてとてもわかりやすい。この本から好きな哲学者を見つけるのもいいかも。2017/11/26
パン粉
2
哲学には歴史があり、過去の人間の思考を学ぶことが必要になる。色褪せるものもあるけれど、今の問題を考えるにはやはり過去を知る必要がある。 得体の知れない形而上学を学ぶ必要もあるなぁと考えさせられた。2016/08/26
ひなた
2
哲学用語図鑑を買いに行って隣にあった本書を買ってきてしまった。 私にはこちらの方がしっくりきたので。2015/09/07