内容説明
カツカツした女性にならないために。『オニババ化する女たち』の著者が贈る、後悔しない人生のアドバイス。女が本当に満足できる、体と向き合う生き方。
目次
第1章 「ラディカル」になれば、女はもっと生きやすい?(のびのびと生きてほしい;「ひとり」でよいのか? ほか)
第2章 「女の体」がよろこぶ暮らしのススメ(きもの;お風呂がなくても冷水摩擦がある ほか)
第3章 「産み育てること」の覚悟と、その豊穣について(女性よ、もっと努力せよ。あるいは、おせっかい宣言;裸育児 ほか)
第4章 「家族」と生きて、継いでゆくもの(誰かの母になること;家族の核心 ほか)
第5章 「グローバルに生きたい」女たちへ(「階級」と「分相応に生きること」について;自然の道具として、世界の道具として ほか)
著者等紹介
三砂ちづる[ミサゴチズル]
津田塾大学国際関係学科教授。1958年、山口県生まれ。兵庫県西宮市で育つ。京都薬科大学卒業。ロンドン大学Ph.D.(疫学)。専門は疫学、母子保健(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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美登利
53
無我夢中で読みました。前に「女子の遺伝子」で三砂さんを知りました。その時の月経血コントロールの話がとても気になっていたので。前半部分はそれこそかなり共感することが多くて、良く言ってくれた!という気分でした。最後の方の海外の思想家の方々の名前などは知らないのもあり少し難解でしたが、根本的に三砂さんの言いたいことは伝わりました。若い女性に向けてと言うよりも本当は30~40代の女性へ読んで欲しいのだろうと思います。だけど出産に関して言うならば少しでも早い若いうちに読んでおかれると全く心構えが違うと思います。2015/01/27
yamaneko*
53
この本を読んだ後では、便利で進化した生活がぐるんとひっくり返ったように思えます。近代化と共に女性が喪った(または意図的に捨ててきた)ものは大きかったのではないか、という疑問がフツフツと湧いてきます。2014/09/30
mikan
37
紙オムツや生理ナプキンなど便利な物を使うことによって身体は鈍感になっていること、月経血のコントロールができるなんてびっくりしたが考えてみれば昔は、ナプキンなどなかったんだしね。ズボラな私には、ノーシャンプーのところもやってみようかなと思った娘に読んで欲しいので勧めたい2015/03/03
きょう
2
今の世の中には便利なモノがたくさんあって、でもそれに頼りすぎてて本当に大丈夫?怠けている場合ではないわよ、と親戚のおばちゃんに喝を入れてもらった感じ。なるべく自然体で生きられたらよいなあと思った。2015/05/16
おはなしおばさん
2
女はタフでなければ生きていけない。2014/10/27