出版社内容情報
幸圓、お市の方、細川ガラシャ、千代、妙玖……大名家を支えた良妻賢母、政略を司った賢女、戦場で兵士と渡り合った烈女、苦難の人生を平常心で生きた美女など、乱世を彩った女たちの生涯を物語と系譜からたどる
内容説明
“戦国”乱世と向き合った女たちは何に希望を託し、何を信じ、何を守り、どのように時代を受け止め、生きようとしたのだろうか。すべてが変転きわまりない時代のなかで、後世の人々の記憶に確かに刻まれた彼女たちの人生の軌跡とその魅力に迫る。
目次
第1章 戦国乱世を彩った女たち(寿桂尼―今川氏親後室;妙玖―毛利元就正室 ほか)
第2章 戦国武闘派女傑列伝(妙印尼―由良成繁の妻;妙林尼―吉岡鎮興の妻 ほか)
第3章 戦国乱世「生々流転」の妻妾伝(諏訪御料人―武田信玄側室;小少将―三好義賢愛妾 ほか)
第4章 天下人をめぐる女たち(織田信長をめぐる女たち―濃姫・生駒吉乃・お鍋の方・原田直子;豊臣秀吉をめぐる女たち―おね・お市の方・淀殿・お初・お江 ほか)
第5章 戦国夫人完全データファイル―武将108人の正室・側室