出版社内容情報
冬の土地改良から秋の収穫まで、ワインの原点ともいえるブドウ栽培の一年をジャイエの言葉を引用しながら丁寧に解説。
【著者紹介】
精神医学博士、ワイン・ジャーナリスト。主要編著書に『ヴォーヌ=ロマネの伝説 アンリ・ジャイエのワイン造り』『ブルゴーニュワイン100年のヴィンテージ』『テロワールとワインの造り手たち ?ヴィニュロンが語るワインへの愛』。
内容説明
ブルゴーニュワインの神が語ったブドウ栽培のすべて。
目次
第1章 ブドウ畑の冬
第2章 ブドウ畑の春
第3章 ブドウ畑の夏
第4章 ブドウ畑の秋
第5章 テイスティングについて
第6章 馬の時代からトラクターの時代へ
第7章 アンリ・ジャイエとルネ・アンジェル
第8章 注目のブドウ栽培法
著者等紹介
リゴー,ジャッキー[リゴー,ジャッキー][Rigaux,Jacky]
精神医学博士、ワイン・ジャーナリスト。1948年、フランスのロワール地方に生まれる。祖父がプイィ=フュメ地区でワイナリーを営んでいたため、幼少時からワインに親しむ。1967年からブルゴーニュ在住。ブルゴーニュ大学で市民教養講座「ワインと文化」を担当しながら、ワインに関する執筆活動をおこなっている
立花洋太[タチバナヨウタ]
通訳、翻訳家
立花峰夫[タチバナミネオ]
ワインスクール「アカデミー・デュ・ヴァン」顧問・講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さんとのれ
2
アンリ・ジャイエとのインタビューを通し、機械化される以前の昔のやり方、合理化とその弊害、バイオダイナミックを含む自然への回帰、というブドウ栽培のトレンドが見れる。フィロキセラ以前・以後という話題が頻繁に出ていて、この災厄がどれだけ大きな影響を与えたかということがわかる。2018/06/18
田中はにわ
1
数年間、積ん読だった本を、とりあえず読み通す。というのは、前半のブドウ畑の四季のようすはわかりやすく、また昔のブドウ栽培の話も興味深いのだが、後半のパワーワード「テロワール」をめぐる議論の、深みがすごいのだ。これはまた何年かあとに読み返さなくてはならない。科学と哲学と歴史と、あとは??というところにだけ、「テロワール」は立ち上がる。2018/07/25
あたおろち
0
唯一無二のテロワールを活かすことが、ブルゴーニュらしいワインになる、という信念で貫かれている2025/07/19
natsumi
0
何も知らずにワインが好きだからという理由だけで図書館で借りて、専門性の高さにわあとなったものの、読み進めたら楽しすぎて止まらなくなった思い出2020/10/07