消費増税でどうなる?日本経済の真相〈2014年度版〉

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消費増税でどうなる?日本経済の真相〈2014年度版〉

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784046003249
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C2033

出版社内容情報

株価、為替、金融政策…数々の予言が的中し、注目を集めた「第1弾」から2年…。消費増税の2014年、日本経済に何が起きるのか? 経済の舞台裏を知る元財務官僚・経済学者が、ニュースの俗論を斬り、真相を暴く

内容説明

10%増税は100%あやしい。経済ニュースはこうしてウソをつく。

目次

1 消費増税、社会保障、歳入庁、軽減税率、官僚利権、法人減税…これが8%増税の真相だ!(俗論 8%消費増税、国民のためにやむを得なかった・真相 否。その本質は財務省のための残酷な増税。;俗論 8%では足りない。最低でも10%まで引き上げよ・真相 否。反動減は確実。「怪しい言い訳」が出てきたら要注意。 ほか)
2 金融政策、予想インフレ率、株価、賃金、格差是正…これが日本経済の真相だ!(俗論 いくら株価が上がっても、実体経済はよくならない・真相 否。波及の時差は世界の常識・想定どおりに進行中。;俗論 中小の賃金は上がらず。潤うのは大企業社員ばかり・真相 否。好影響も悪影響も、まずは大企業が先。 ほか)
3 為替レート、経常収支、国債暴落、集団的自衛権、秘密保護法…これがアベノミクスの真相だ!(俗論 円安で伸びたのは輸出金額。輸出数量が増えないとNG・真相 否。景気は回復中。トータルで見ると、円安メリットは大。;俗論 GDPが増えても、経常収支は赤字に転落。国力が落ちている・真相 否。トンデモ理論が「赤字」という言葉で危機を煽っている。 ほか)
4 米緩和縮小、新FRB議長、超円安、新興国経済、ルイス転換点…これが世界経済の真相だ!(俗論 アメリカがついに緩和縮小。つられてアベノミクスも腰折れ?・真相 否。数値に基づく一貫性ある決断。米金融に死角なし。;俗論 米国のアベノミクス歓迎、実は『ウラの意図』がある。・真相 否。怪しい陰謀論。為替操作など目的にしていない。 ほか)
5 シャドーバンキング、ビットコイン、脱原発、東京五輪、道州制…これが経済ニュースの真相だ!(俗論 中国のシャドーバンキング、放置すれば第2のリーマンショックも・真相 否。無理に潰すとショック再来の恐れ。日本への影響は小。;俗論 実態のわからないビットコインは危機のもと。国で規制すべき・真相 否。よくできた仮想通貨の仕組み。「使い道」はある。 ほか)

著者等紹介

高橋洋一[タカハシヨウイチ]
株式会社政策工房代表取締役会長、嘉悦大学教授。1955年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年、大蔵省(現・財務省)入省。プリンストン大学客員研究員時代、のちにFRB議長となるベン・バーナンキ教授の薫陶を受ける。内閣府参事(経済財政諮問会議特命室)、総務大臣補佐官、内閣参事官(総理補佐官補)などを歴任。2007年に財務省が隠す国民の富「霞が関埋蔵金」を公表し、一躍、脚光を浴びる。2008年、退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Emkay

1
現政権のブレインとされる著者が消費増税に反対している内容なので読んだ。増税不要論に止まらず、増税を正当化する財務省のメディア操作を解説する点は従来どおり。金融緩和を唱える点も従来どおりだが、今回の金融緩和前に書かれたので興味深い。歳入庁の創設提唱も従来どおりだが、仮にできるとすればうんと先のことだろう。円安について、「これまで円高で楽していた人たちが我慢すればいい」と書いていたのは吹いたが、確かに万人の得になるマクロ経済政策なんてない。全体的に、唯我独尊な書きっぷりがさほど気にならない説得力のある内容。2014/11/05

yamamiki

1
高橋さんの著書は計量経済学の基礎が学べて大変、勉強になります。 また、マスコミと財務省の出鱈目さも、本当なのと思ってしまいますが高橋さん自身が財務省出身であることからも、そうなんだと納得いたしました。2014/07/06

Megumi221

0
2015/08/06

かっぱ

0
経済が停滞している時は増税はダメ。財務省が権力拡大のために仕組んでいること。なぜそうなのかがロジカルに説明されていないのが残念。2014/08/12

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