内容説明
切ない恋物語と忍たちの軽快な立ち回りが魅力の『妻は、くノ一』。この書き下ろし時代小説の大ベストセラーシリーズを、著者自らが責任編集となって完全解剖!ドラマで主人公・雙星彦馬役を演じる市川染五郎さんの特別インタビューや、彦馬が暮らす妻恋町周辺をめぐる「妻恋町散歩」など、読めば「妻は、くノ一」シリーズが百倍面白くなる!さらに本書書き下ろし短編や、本シリーズをはじめるきっかけとなった幻の短編を特別収録。盛りだくさんの内容で贈るシリーズ公式読本。
目次
巻頭特別企画 市川染五郎さんインタビュー―『妻は、くノ一』と彦馬の魅力
第1章 『妻は、くノ一』の舞台をめぐる(『妻は、くノ一』シリーズとは?;栩原楽人とめぐる妻恋町散歩;彦馬の通勤ルートとその他の江戸名所 ほか)
第2章 『妻は、くノ一』の物語を楽しむ(書き下ろし短編「したたかで、やさしくて」;著者特別インタビュー1 『妻は、くノ一』誕生秘話;幻の原作短編「妻は、くノ一」 ほか)
第3章 『妻は、くノ一』を彩る人々(『妻は、くノ一』主な登場人物;お庭番の世界;織江&雅江の手裏剣技 ほか)
特別付録 『妻は、くノ一』&『姫は、三十一』全巻解説
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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山口
26
「妻は、くノ一」公式読本。私は見ていませんがドラマにもなったそうで、彦馬役の市川染五郎さんのインタビューや、舞台になった場所の紹介(江戸での案内役がドラマでのオリジナルキャラクターってのが残念)、著者インタビュー、主な登場人物の紹介、手裏剣の技の解説等で、出版の時期から見てドラマのPR本の様な感じですが、書き下ろしの短編とシリーズの10年程前に書かれた短編・志乃と弥一郎の「妻は、くノ一」の2話が面白かったのと、書中に登場した松浦静山の「甲子夜話」の話が興味深かった。面白いシリーズ本でした。2022/09/21
あかんべ
7
この様な本が出せるって、ドラマ化のせいだろうがあまり好きな手段ではない。どうせ出すならスピンオフな作品。もう姫は三十一でやっているが、一冊まるごと静山の話とか、お庭番の話とかにしてもらいたかった。2014/07/01
大阪のきんちゃん2
6
人気シリーズ「妻は、・・・」の解説・街歩きガイド・読者サービス本。 NHKでやったドラマはとても良かった。 小説はラノベに近いが時代物ファンの裾野を広げる傑作だったと思います。 瀧本美織さんがホントに適役でした。 手元に置いて楽しみたい本です。2018/07/23
あき☆ブラック・ベア
4
短編もいくつか入っているけど基本はファンブックのようなもの。本編の番外編の短編は面白かったけど、幻の原作短編というプロトタイプ版はあまり好きじゃなかった。2025/07/08
ひさか
3
文庫書き下ろし作品の読本という作品情報の本がよく出ます。新人物文庫からの刊行で良心的な内容ではあるものの、そんなに面白いものではありませんでした。2014/08/03