内容説明
ファーストクラスで起きた緊急事態に居合わせた医師と初老の男。男の「片道だけの授業」により、潰れかけた病院は再生するのか―。会計×ドラッカーでつかむ知識生産性を高める方法。
目次
Prologue ニセ看護師と金満病院経営者
第1章 500万円の金婚旅行―「使命」のためなら赤字でもかまわないのか
第2章 「今月から給料カットだ」―コストカットが赤字を増やすパラドックス
第3章 大介の決断―黒字でなければ生き残れない
第4章 西園寺のレクチャー―なぜ病院は入院患者を追い出そうとするのか
第5章 再建のカギ―病院は燃費の悪いアメ車なのか
第6章 最後の問題―知識労働者と肉体労働者
第7章 新生・佐原病院―知識労働者の生産性イノベーション
Epilogue 馬淵美子の手紙
著者等紹介
林總[ハヤシアツム]
公認会計士、経営コンサルタント、LEC大学院教授(管理会計事例)。経営コンサルティング、執筆、講演などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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清游@草ぶえの丘で森林浴♨︎
22
2014年読了 もう時代が全然変わってしまっている感2020/10/02
芸術家くーまん843
10
大ベストセラー『餃子屋と高級フレンチではどちらが儲かるか?』の著者によるビジネス小説。今回は病院を舞台に若い医師が地方都市の病院を再生するというストーリーで知識労働の生産性を高めることがテーマ。一見病院の利益を再優先し治療をないがしろにしていると見られた理事長と理想に燃える若い医師。若い医師が経営の本質を学ぶにつれて病院の真相が見え始め……というのがストーリー。ノン経営学部のビジネスパーソンにぜひおすすめの一冊。2014/04/24
烟々羅
9
あ、うっかりまた林總を買ってしまったか。 自分が間違っていなかったことを確かめたら心が安らぐかと経営本から一冊を選んだのだが。間違っていなかったからこそ却って腹が立つと、健康に悪い読書になってしまった。気分転換失敗2015/06/04
とても甘い
3
タイトルこれじゃなきゃだめだったかな・・・言ってることはずっと同じですが、読みやすいので読んでしまうwお客様のためにと思ってやっていることが必ずしもお客様のしてほしいこととイコールではないって当たり前だけど、ちょっとはっとした。2014/08/21
Ixy
1
赤字の医療機関をモデルにして、非営利団体でもドラッカーの教えは使うことができる、という視点は面白かった。タイトルはとてもキャッチーなんだけど、本当にもっとも言いたいことなのかなぁ。2014/05/29