内容説明
目覚めよ五感、脈打つ生命律動。この国の源泉へ。心と身体が目覚める聖地50選。
目次
第1部 聖地を探る(聖地誕生―聖地の起源;聖地顕現―聖地の拡大;聖地機能―聖地の役割;聖地三密―出雲・熊野・伊勢;むすびに 日本の聖地文化と聖地感覚)
第2部 聖地を歩く(巡礼霊地をたどる;神道の聖地;仏教の聖地;修験道の聖地;沖縄・アイヌの聖地;新宗教の聖地)
著者等紹介
鎌田東二[カマタトウジ]
1951年徳島県阿南市生まれ。國學院大學文学部哲学科卒業。同大学院文学研究科神道学専攻博士課程単位取得退学。岡山大学大学院医歯薬学総合研究科社会環境生命科学専攻単位取得退学。現在、京都大学こころの未来研究センター教授、NPO法人東京自由大学理事長、文学博士。宗教哲学・民俗学・日本思想史・比較文明学などを幅広く研究。石笛・横笛・法螺貝奏者。神道ソングライター。フリーランス神主(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひろ☆
8
日本の聖地50選。2014/06/02
鵺
2
聖地版地球の歩き方。一部の記事は冗談なのだろうか?(自信が持てない。誰かそうだと言ってくれ) 巻末の文献のリストも良い。2023/05/21
田中峰和
1
十七歳で「聖地」巡礼に目覚め、以来半世紀たった今も聖地巡礼を繰り返す著者。数年前の「パワースポット」ブームには違和感があったという。「パワー」と「スポット」に分解可能な部品感覚で普及し易かった。聖地は地域や歴史・民族・祭りと切り離せない文脈の中にあり、一方、パワースポットはそのような文脈を抜きにして成り立っている。そのお手軽さに違和感があったのだ。パワースポットと呼ばれる「聖地」に殺到する「パワーだけ欲しい」人々。感謝を捧げる心を忘れた態度に聖地の管理者は怒っている。聖地が抱える問題だという。2014/08/07