内容説明
カラー写真のない時代、職人が染めた手彩色絵はがき。一枚一枚、塗りに個性がある。明治・大正・昭和初期の激動の時代をページをめくって、机上で散歩!
目次
江戸城から皇居へ
モネを魅了した亀戸天神の風景
吉宗が植えさせた墨堤の桜向島・東京スカイツリー
江戸時代から続く庶民娯楽の中心浅草
橋の展覧会隅田川
芸術と文化の中心地上野
江戸からの学問の中心地神田川界隈
月見の名所九段坂
金融・商業の中心地日本橋界隈
日本最初のレンガ街銀座
日本初のオフィス街丸の内
大名屋敷から官庁街へ 霞が関
江戸城の西の守り赤坂・四谷
徳川家霊廟芝
著者等紹介
原島広至[ハラシマヒロシ]
歴史・サイエンスライター、イラストレーター、3DCG作家。手彩色絵はがき、古地図の蒐集家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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オリーブ
6
彩色絵はがきや古地図そして現在の写真によって過去と現在を行ったり来たりとワクワクしながら江戸から東京への変遷を楽しむことが出来た。今を生きる私たちはこうして昔の写真を眺めながらすでに無くなってしまったり、今も現存している建物に思いを馳せることができるのだが、昔の人たちが今の写真と比べてみることが出来たらどう感じるだろうか。そんな風に彼らと話してみたい気もしてきた。カラー印刷技術の開発以前の手による彩色による絵葉書も個々のセンスによって様々で同じ景色でも違った印象を与えるというのも当時の特色として面白い2017/01/28
Yoshi NAK
0
現代、江戸、明治の写真、風景、地図の比較で、自分が持っている景色の思い出と合わせて楽しく読みました。2017/10/22
i-O
0
おもろ2016/08/23
bvbo
0
過去と現代の比較が面白かった。現在ではほとんどが、比較も出来ないくらい変わってしまってるんだろうなあ。手彩色絵はがきの作り方も面白い。☆☆☆2014/08/30
doremi
0
昔の絵はがきに近いアングルでの今昔比較がすばらしいです。ただし、おもかげが残っているのが条件ですが。毎度のことですが、東京のスクラップ・アンド・ビルドの凄まじさを感じました。 2014年 C2025 \1600. 20142014/06/15