内容説明
さいたま市大宮区で北袋という名前の袋を探したら―越谷は昭和に生まれた新しい地名ってホント?熊谷市の「塩」は奈良の都で使われた塩の故郷!?地名に残された、埼玉のゆたかな物語。
目次
第1章 地名の謎解き編
第2章 地名から探る埼玉史編
第3章 他地域との関係がうかがえる地名編
第4章 新しい地名編
第5章 失われた地名編
第6章 地形・土地用途からつけられた地名編
第7章 地名トリビア編
著者等紹介
宮内正勝[ミヤウチマサカツ]
1939年、埼玉県大宮市生まれ。大宮歴史文化懇話会代表。元大東文化大学文学部非常勤講師
加藤隆榮[カトウタカエ]
1947年、埼玉県大宮市生まれ。郷土史研究家、天沼神社役員
千田文彦[チダフミヒコ]
1951年、岩手県盛岡市生まれ。埼玉県立高校教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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barcarola
6
知っている地名はともかく、埼玉に所縁の無い人間が読むには難しかった。地元の方なら楽しめると思う。2024/05/18
yukioninaite
2
面白い。ひとつひとつをもう少し掘り下げてくれたらもっといいのだが、欲張りすぎかな?2014/07/27
DEEP埼玉
1
数えると全88項目のトピックが文庫本1冊にまとまった情報密度が濃い本。数々の埼玉地名トリビア本の中で充実度からナンバーワンと呼んでも良いと思う。地名とその由縁から土地の歴史と風俗が呼び起こされる。かつての武蔵武士の風韻を伝える地名もあれば、縄文前期の海の名残である「貝塚」、朝鮮半島帰化人の足跡が色濃く残る「高麗」。地元の人に愛されている「三芳野」系列の地名や、膝折村変じて「朝霞」という皇族由来の雅名になった顛末。さいたま市誕生の影で消滅した「与野」。大合併を経てなお全国最多の市町村を抱える埼玉県の自画像。2025/01/05
7H
1
地名トリビア本。狭山湖が狭山市じゃないとか、高麗川と朝鮮の関係とか。若干こじつけかなーと思うところもあるが、そういう根拠が薄い説があることで読む分には楽しめる一冊となっている。 XX本郷とか、XX庄って昔の制度から来ていたとは…。勉強になります。2019/09/06
岡本
1
過去二冊の「埼玉県謎解き散歩」よりも地名を重視した一冊。今在る地名や合併により無くなった地名等を追った内容です。どうしても中山道の関係上県東が中心になっていますが他の地域もちらほらと。地元民は楽しめる、かも。2014/08/27
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