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内容説明
宮台が「性愛」に帰ってきた!恋愛絶望社会を生き抜け!今再び「終わりなき日常」を生きるための教科書。
目次
第1部 恋愛絶望社会、日本。
第2部 性愛から、社会が見える。(ナンパの極意は“変性意識状態”にあり;「非日常」への扉を開けよ;女性は男たちのことをどう考えているのか?;自分の内側から湧き上がる力、“ヴァーチュー”を覚醒させよ!;「非モテ」は吠えるが愛のキャラバンは進む)
著者等紹介
宮台真司[ミヤダイシンジ]
首都大学東京教授。社会学博士。1959年、宮城県仙台市生まれ。東京大学大学院社会科学研究科博士課程修了。理論社会学の著作『権力の予期理論』で戦後5人目の東大社会学博士学位を取得。90年代に入ると女子高生の援助交際の実態を取り上げ、行動する論客として脚光を浴びた。その後は映画評論家として活躍する一方、インターネット動画番組「マル激トーク・オン・ディマンド」や個人ブログ「ミヤダイ・ドットコム」など自らの媒体を通じて社会に発信を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y
38
恋愛学というかナンパの哲学って感じだった。途中セックスがゲシュタルト崩壊した。ナンパ云々はピンと来なかったけど対人関係における極意みたいなものは学べた。自己防衛はさっさとやめて相手に関心を寄せること、そのためには自分を開いていくことが大事だという。あと雑誌のモテ特集なんかでは好きな相手の好みに合わせることをおすすめしていることが多いけど、この本では「知らない魅力的な世界に連れて行ってくれそう」と思わせるように、あえて知らない世界を提示することが効果的なアピールにつながるという話がおもしろかった。2014/02/11
小鈴
14
エピローグだけは読む価値あり。風俗嬢の参入動機を三つに分け、ギャル系、清楚OL系の動機背景には親への恨みがある。ギャル系にはネグレクト親、清楚系は過干渉教育親がいるが、この二つの系統が客を物格化(モノ扱い)する。過干渉された男子は母親に制御されルサンチマンを抱えているので、今度は復讐的に女子を制御しようとする。子どもをモノ扱いする親が増えたため、子どもも互いにモノ扱いするので、この物格化の連鎖を断ち切ろうというお話。エピ前までの宮台のナンパ体験の話は、実はそのトラウマを乗り越えた俺の話に過ぎない。2014/01/06
ミズグ
12
宮台 :一人の人間との間に、もっとディープで、カオス的で、内省的な関係を見つけることにだけ、執着します。僕もこれが結婚の動機だな。2014/03/08
Arowana
11
『宮台が「性愛」に帰ってきた!』という帯w I'll be bacKかw 論理を展開し最後はメタで破壊的創造を狙うトリッキーぶり。ニーチェやアインシュタインばりにぶっ飛んでいる感があります。<変性意識状態>とか、苫米地さんっぽい新たなネタもまた出てきたので面白く読めました。(それにしてもなんで人ってこんなにセックスセックスと強迫観念的に煽り合うんだろう?と首をかしげる僕は非常識なんだろうか。なくても生きられるのでは?たかがセックスされどセックスということ?まあ、人間の欲望は全て幻想といえばそれまでだが…)2014/02/10
ねこさん
10
この本を読んで思い出すのは、おそらくネグレクト的な環境と、今のこの自分ではなかったのではないかという可能性への復讐対象として、女性を意識していた時期があったことだ。虐待ではなくむしろ求められるものを演じる騙しによって、相手の執着を勝ち得るという行為。そこから離脱できたのは、虚構を供すようなコミュニケーションの中、実際は自身が女性から与えられていたからに他ならないし、誰かのトレースや成功体験の反復、その自発性の中に他者の心の遷移やその世界を想像する癖や、利他的な内発性を自分の中に見出すことができたからだ。2017/06/21
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