内容説明
稲作も土器も一万四千年前ごろに、長江流域で誕生した。中国最古の都城もまた五千年前、長江中流域に築かれた。その発見・解明にいたる道を、対談形式で劇的に明らかにしていく、スリリングな物語古代史。
目次
1 稲作と土器の起源を求めて―対談 梅原猛・厳文明(稲作の起源と河姆渡の衝撃;次々と時代を遡る遺跡の発見;14,000年前の稲作遺跡 ほか)
2 都市文明の曙光―対談 梅原猛・厳文明(都市成立の基礎となる稲作の普及;5000年前―長江の都市文明誕生前夜;甕棺の分布と階級の発生 ほか)
3 長江・黄河そして日本―対談 梅原猛・樋口隆康(稲作の起源・伝播と弥生文化への関心;甕棺から前方後円墳への道;良渚と玉文化をどう見るか ほか)