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内容説明
大晦日が過ぎ、お正月が来て、リンネの日常は変わらず楽しい毎日。そして、さらにリンネをわくわくさせる出来事が起こった!絵描きで生計を立てる、時載りの“街の住人”に絵のモデルを依頼されたのだ。照れながらもモデルを引き受けるリンネだが、実はその絵描きには、バベルの塔を出奔した、重大な秘密があったのだ。そしてついに、リンネの父親の行方を追っていた、久高の祖父が帰国してきて―。核心に迫る、最新刊。
著者等紹介
清野静[セイノセイ]
北海道在住。第11回スニーカー大賞にて『時載りリンネの冒険』で奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芳樹
27
冬休みを過ごすリンネが、ふとしたことから画家である『街の住人』の鷹見と出会い、彼のモデルとなる今回。これまで伏せられていたリンネ父の失踪の背景が明らかになるとともに、バベル塔と逸脱者の不審な動きがあって、物語がかなりシリアス方面に動き出した感じがしますね。そんな中でも「わくわくするような冒険」要素を見出すリンネの前向きさに感銘を受けました。この巻だけでリンネは随分と成長しましたね。さて、続きが気になるけどどうやら本作品はここで完結のよう。でも、いつか続編が紡がれることを願ってやみません。素敵な作品でした。2023/09/01
チョモ
5
ある人物の登場で物語も転機を迎える5巻目。好きなんですヨv このシリーズ(^^ 好い意味で素朴と言うか何と言うか。ライトノベルが今の様なライトノベルとなる以前、ジュブナイルとも呼ばれていた'80年代。その頃の少年少女向け小説にあった空気が感じられるのです( ´△`)日常生活がほのぼのと書き込まれてる点も、優しく淡いタッチの登場人物も、ほっこりできてオススメ度◎。リンネと久高の"わくわくする"冒険、これからも楽しみです。ただ残念なのが、大分前から続きが出てないんですよねえ。・゚・(ノД`)・゚・。新刊はよ!2012/12/02
アルトゥール
3
安定して面白かった。そこそこ気に入っている作品。しかし、物語も佳境に入ってきたところなのに続きが出ていない……。打ち切られたのなら残念だ。2010/08/26
菊地
3
登場人物達の生み出す柔らかで温かい雰囲気と、優しいエピソードがじんわりと胸に広がる。2010/07/20
うなぎなう
2
このシリーズはなんとなく好き。2012/03/05