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出版社内容情報
十文字 青[ジュウモンジ アオ]
著・文・その他
BUNBUN[ブンブン]
イラスト
内容説明
「あたしは“ハニーメリー”。ハニーでいい」あー、もう―寝てたのに、寝てたのに。マリアローズの眠りを妨げたのは、輝く瞳の女。マリアはすぐにこの女が厄介事の種だと直感する。女は禁じられた技術に手を出して、組織から追われる機術師―背を伸ばし、髪と瞳の色を変え、利き腕も変えて逃亡者として生きてきた。マリアに満ちる嫌な予感…。風雲急を告げるエルデンで、蛍光緑のハニーとの出会いがZOOを新たな運命に誘う。
著者等紹介
十文字青[ジュウモンジアオ]
北海道生まれ。2003年『純潔ブルースプリング』で、第7回角川学園小説大賞特別賞を受賞。『薔薇のマリア〈1〉夢追い女王は永遠に眠れ』でデビュー。シリーズは長編15冊、外伝・短編集は6冊を数える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
14
終章に入ったことで今までの伏線が少しずつ明かされ始め舞台も大きくなってきましたね。トマトクンの過去が明かされ始めた事で終章はドエライ規模になるんだろうなぁと感じさせる。新キャラハニーは可愛らしいがそれ以上にアジアンがマリアに躾けられた飼い犬みたいになっていて思わず笑ってしまった。この作品に出てくる人物は本当魅力的な人たちばかりだから皆が幸せになる終わりであってほしいと思うけどこれから先また沢山の人が死ぬんだろうな。どうでもいいけどルーシーの扱いひでぇ笑2014/05/07
呉藍
6
解き明かされ始めた世界のいびつさ。自分の中にひそむ謎。浮かれていられない……ってちょっとは浮かれたいよ!! 馬鹿としか呼ばれなくなったアジアン。強く意識してるからだってことはわかってるけど、前巻からあまりの後退ぶりに涙が。ルーシーよりはハニーメリーの方が好感もてるよね、とひとり頷く私。それにしてもリルコ? やばい、たぶん一番怖いひとだ。2011/01/15
紅羽
5
終章に入り、少しずつ伏線が明かされ始め、大きく動いてきたようです。新キャラのハニーメリー、かなり好みかも。今までになくマリアローズの性別に深く踏み込んできた人がいないだけに(笑)結局はうやむやになりましたがね。アジアンはもうその空回りっぷりが逆に愛しいです(笑)2013/11/15
YO-HEY@紅蓮ロデオ
4
再読。のら猫マリィ見たからか、やっぱカタリとアーニャに目が行くシーンも多く。ここから、一気に終わりに近づいてる感じが漂う。2018/09/13
p-こ
4
広大な世界観。独特の文体。魅力あふれる愛すべきキャラクター達。 ラノベの中でも異彩を放っているのではないのでしょうか。 広げた風呂敷を少しずつ畳んできていますが、まだまだ謎も多く続きがとても気になります。 読めば読むほどどんどん面白くなるから不思議!2011/04/19