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内容説明
足元から照りつける太陽、幻のドラゴンに、艶めかしい鳥怪人、そして包帯だらけの儚げな美少女…無統治王国首都エルデンの地下に広がるアンダーグラウンドでの恐ろしくも刺激的な冒険と出逢いは、孤独な生活で、すっかり冷め切ってしまっていたマリアローズの心を、少しずつ解きほぐしていく―ZOOに入ってまだ間もないころの、ちょっぴり独りよがりだったマリアの冒険と成長を描く、エピソード集。抱腹絶倒の書き下ろしも収録。
著者等紹介
十文字青[ジュウモンジアオ]
北海道生まれ。2003年『純潔ブルースプリング』で、第7回角川学園小説大賞特別賞を受賞。『薔薇のマリア 1.夢追い女王は永遠に眠れ』でデビュー。シリーズは長編10冊、外伝・短編集は5冊を数える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
YO-HEY@紅蓮ロデオ
3
再読。やはり、マリア、ユリカ、サフィニア。この3人が普通に過ごしてる日常は素敵だわ。2018/08/11
YO-HEY@紅蓮ロデオ
3
今読むと、この巻の立ち位置とは?というのが、目についた。一区切りな意味合いなのかな?マリアがどんな風にZOOに入っていったのか、改めて認識できた巻。話毎に各キャラとの距離感が近くなってく感じがありましたね。2016/09/20
YO-HEY@紅蓮ロデオ
3
明るく楽しい外伝。普通に楽しくやってる日常もあれば本編の様にただただ凄惨になってく事件もありで。ユリカ、サフィニア、マリアの3人の距離感もよく描けてていいなと思いました。2015/03/11
紅羽
3
マリアローズがZOOに仲間入りしたばかりの頃の短編集。仲間たちとの接し方や日々の暮らしに対する不安等、細かい事でウジウジ悩むマリアローズは随分久しぶり。口数の少ないピンプと打ち解けていく様子やカタリとのツンツンしたやり取りが微笑ましいです。表紙も可愛いです。2013/11/18
deltazulu
3
マリアがZOO入りした直後の短編集。何かと拗ねるマリアが懐かしいな。いじけながらもカタリの扱いはアレなので楽しい。個人的にはピンフの格好良さに惚れ惚れです。それにしても、ラストの話は、なんて切なくさせてくれるんだ……かわいそうじゃない。浮かべられた微笑みは本物で、兄にも届いたと信じてる。2010/11/20