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内容説明
マリアが悩み、カタリが恋し、トマトが苦悩し、ピンプが涙する―様々な冒険を経て、結束を強くしてきたクランZOO。明るい笑顔の裏に隠してきたあの記憶。仲間に囲まれ、いつしか思い出すこともなくなったあのメロディー―ZOOがまだZOOでないころ、自分のためだけに歌っていたあのころ、あのときがあるから、今、僕はここにいるんだ―マリアローズをはじめ、知られざるZOOの過去を描く、書き下ろしを加えた珠玉の短編集。
著者等紹介
十文字青[ジュウモンジアオ]
北海道生まれ。2003年『純潔ブルースプリング』で、第7回角川学園小説大賞特別賞を受賞。『薔薇のマリア1.夢追い女王は永遠に眠れ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ようぜん
5
短編集。ZOOメンバーの過去の話。初期の面子にはまだまだ謎が多い。カタリの恋、ピンプのアサシン時代、マリアローズのエルデンに戻るきっかけの話、本編がえらいことになってるから息抜きみたいに感じました。今と照らし合わせるとキャラに深みが出るから嫌いじゃないです。2023/05/24
YO-HEY@紅蓮ロデオ
4
ZOO古参組の話と新参組の過去話。カタリとピンプの話、やっぱ素敵よね。愛憎、どちらも抱えて辛い人たちの揺れる話。2016/09/15
紅羽
4
Zooの仲間、四人の過去を描く短編集。何だかますますマリアローズとトマトクンは謎が深まったような気もしないでもない(笑)それぞれの抱える過去は重いのですが、ラストまで読むと力がいい具合に抜けます。カタリの好感度もかなり上がりました(笑)2013/11/18
へいちょー
3
最初の話こそ、見ず知らずの人の話で感情移入する以前に読むのが苦痛だったのですが、ズーの主メンツの過去はどれも薔薇マリの世界観に相応しい陰惨なものでした。ピンパはつらいな。カタリはお人好しすぎる。そしてマリアのあのラストにはちょっと納得の行くようにはならなかったのです。マリアンヌってマリアだったのね。なるほど。何気に今までで一番面白かったかもしれないです2016/09/09
まろりん
2
マリアの性別って本当にどっちなのかな。目の見えない人が女性って感じてたなら女性かなーと思ってたんですが、最近の展開を見るといまいちわからん。無性の可能性もあるのかも。トマトクン、ピンパーネル、カタリの過去はそれぞれに重いな。カタリはそんなに重いわけでもないけど、凄くカタリらしくて良かった。肉ばかり食べてるトマトクンは可愛いw2013/11/06