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内容説明
漆黒のダンジョンに、お宝目当てで潜り込む美しき“侵入者”がいた。名はマリアローズ。外見以外取り柄のないマリアにとって、チマチマ稼ぐことが唯一の生きる道だった。ある時、ド派手な鎧に身を包む謎の大男とその仲間に誘われ、危険度最悪の“閉鎖魔宮”に潜入することに。慣れない集団戦、おのれの弱さに絶望、くじけそうになるマリアに対し、謎の大男のとった意外な行動とは!?史上最弱の主人公と誇り高き仲間たち最初の物語登場。
著者等紹介
十文字青[ジュウモンジアオ]
北海道生まれ。北海道大学文学部卒。2003年『純潔ブルースプリング』で第7回角川学園小説大賞特別賞を受賞。『薔薇のマリア1.夢追い女王は永遠に眠れ』でデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じお
12
★★★☆☆ 再読。クラッカーとして迷宮に潜り、日々ギリギリの生活をしていたマリアローズ、しかしそんな彼女は変な魔術師のやらかしによってピンチになる、物語の始まりを描く迷宮探索ファンタジー外伝第1巻。面白かったです、マリアとZOOの始まりの冒険と、アジアンとの出会いが書かれた本巻、こっちを第1巻したほうが良いんじゃないかなというくらいにすんなりと入れる印象。アジアン、トマトクン共にマリアに何かを感じていたり、色々と後のストーリーを考えると感慨深い。2023/12/29
サキイカスルメ
12
マリア不器用な子……!クラッカーとして生きるためだけに生きるマリアが、仲間を見つけるお話。なんでこんなにトゲトゲしいんだろうマリアは、と思っていたら過去の話を読んで納得。あれはトラウマにもなるだろうさ。優しいからこそ、誰にも心を許さないことを選んだマリアの葛藤が伝わってきましたね。気になるのが、マリアは女であることは否定するけれど男だとは明言しないんだなぁと。アジアンのストーカーっぷり、面白かったです。2020/02/14
ラル
6
やっと手に入って読めました。出会いの物語ってことでいいのかな?世界観は把握。最初に出会った武闘派魔法使いちゃんや変態紳士のアジアンは結局仲間になる素振りはなく…アジアンは今後も出てきそうだけど魔法使いちゃんは…?主人公が勝手に表紙から思い描いていた性格と違ったので最初は戸惑ったが終わってみれば可愛いものでwある意味アジアンの道化ぶりに読んでて鬱屈としがちなところを救われた部分もあったり。アジアンいいキャラだwまだツンツンしてたマリアだが今後どういう風に変わっていくのか、成長していくのか、じっくり追いたい2015/09/14
ようぜん
4
マリアローズの過去の話や、zooに所属するきっかけの話だった。中々に残酷で、昔読んでた時はかなりショックを受けていたっけかな。その他気になったのはアジアンの中に何が住み着いているのか。マリアローズに執着するのは何かの伏線なのだろうか?3巻は時系列が戻り、続きが読めるようなので今から楽しみ。2023/03/30
えれ
4
再読。マリアがどうやってコロナやアジアン、ZOOのメンバーと出会ったのか。偽劫火を手に入れた経緯など。 これ読んでると、マリア、一巻の時点でなかなか丸くなったなぁ、と感じますな。あとZOOのメンバーがみんな器がデカいというか。普通ならあんな態度取られたら何アイツ!?もう顔も見たくないわ!ってなるはずなのに…。 みんな優しすぎだろー!2016/10/15