角川文庫 角川スニーカー文庫 タマラセ―彼女はキュートな撲殺魔

六塚 光【著】

角川書店（2004/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 333p／高さ 15cm
• 商品コード 9784044707019
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

最近、平磐は青い手袋姿の撲殺魔（実は殺してないけど）で話題騒然。って、最新の犠牲者は僕なのか！？三助は隣家に引越してきた少女夏月に誘われた公園で、噂の怪人に殴られる。その正体は…夏月！？彼女は自分の幽体から武器を生みだせる異能者タマラセで、市内に急増するタマラセの力に目覚める者を止めるためやってきたのだ。可愛い怪力娘に頼られた三助は奇妙な能力者との戦いに突入する！第９回スニーカー大賞優秀賞受賞作。

著者等紹介

六塚光［ムツズカアキラ］
『タマラセ』で第９回角川スニーカー大賞優秀賞を受賞し、デビュー。岩手県生まれ。大阪在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[古槍新垢]

再読。ライトノベルにのめりこんだ時期に読んだものだから、思い出補正的なものがあるかと思ったら全然そんなことはなかった。ローテンションでノワールでスプラッタに武侠伝奇、とよくわかんないながらもまとまりがあるという謎の濃さ。地力があるからこそなんだろう。ここらへんの年代、前回大賞にハルヒとか、他にもラノベアニメが爆発する直前にあって、みんな濃いよなぁ。タマラセの何でもアリさとキャラクターのアナーキーさが上手くかみ合ってて魅力的。コルシカ忍者とか、戦闘機に変形するやつとか。このうさんくささがいいんだよ。

2013/01/05

[ちろ]

めっちゃおもしろかった！ 見たことありそうなローテンション主人公だけどもやはり見たことない感じで、他のキャラもストーリーも活きてて最後までおもしろかった 異能バトルとしても描写が丁寧でわかりやすい 変なラブコメ要素みたいなのも少なくそれも◎ ギャグセンス高い

2022/12/04

[いけせ＠特異性信者]

再読。バトルで結構ダークなんだけど、基本まったり、ギャグも交えつつ、またバトルの為の武器も様々で面白い。そしてやっぱり夏月は可愛かった。間違いなく俺の好きなラノベベスト３に入る。

2010/12/16

[hirayama46]

ポキン。なんだろう、これは……。ノワール？　作者サイトの好きな作家にランズデールやジム・トンプスンが入っているのは、まったく自然なことです。ポキン。

2009/11/04

[K-Wing]

おおっ、日向さんや！　レンズと悪魔を読んでからこれを読んだけど、若干蛋白というかなんというか。　

2013/02/08