角川文庫 角川スニーカー文庫 雨の日はいつもレイン

川崎 ぶら【著】

角川書店（1992/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 269p／高さ 15X11cm
• 商品コード 9784044609016
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

ワケありな春休みのある日、冬樅が出掛けようとしたとたん、雨が降り出した。「雨なのよね…」と思わず“詠嘆”しちゃうのは、男女交際らしきことをしていた梶谷くんと会って、こっちから「もうやめましょう、さよなら」って言う日だったから。思えばすっごい舞台設定だ、なんてね。けれど、会ってみれば梶谷くん最後のセリフは、「言いたいことはよくわかったよ。じゃーな」。“わかったような口をきく”の決定版だ。カッコワリィ。「あたしにさえよくわかんないことが、なんでわかんのよー」と怒る冬樅、１７歳の春は、雨音とともに始まった…。川崎ぶらＶＳ吉田戦車が放つ、“キテる少女小説”。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[t-snow]

（笑）の多用やタイムリーネタの多さで、時代を意識させられます。ライトなあけすけさがリアルっぽく、でも作り物めいても見えるお話でした

2012/07/26

[うがや]

妄想のなかで殴り倒す！

2011/07/15

[ナユタ]

今となれば古き懐かしき時代の高校生活。携帯電話がある時代だったらこうはいかないんだろうな。

2010/09/18

[ソラマメ]

吉田戦車の挿絵が良かったです。