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内容説明
地球目前で食中毒になってしまった美葉(あたし)。ようやく医者をみつけたものの、これがとんでもない悪徳医だったのよね。子宮を人質に法外な料金をふっかけられたあたしは、手っとり早く稼ぐため、カジノの人生ゲームにチャレンジ。見事、大金を手にし、豪遊を始めたところ、今度は賞金稼ぎが追ってきた…どーしてよっっ。ワケのわからないピンチにパニくるあたしを救ってくれたのは…。ナンセンス・スペース・オペラ、ついに完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつみかん
2
今年のマイ・ブームのひとつとして読んできた〝SF作家・山本弘さん〟も、これにていったん終了かな・・・次は、この先に書かれる新作だ!2018/12/29
ウサブロウ
0
トンデモ技術やヘンテコ異星人が出てきておかしな展開なのは相変わらずだけど、話は意外とシリアスに。 18年も前からマスコミ・大衆の愚行を定番としてたのですね。 それにしても、美葉のような処女喪失をしたキャラクターもけっこう珍しいのでは。2013/09/03
けたじぃ
0
風刺とパロディ溢れるコメディスペオペも、最終巻はちょっぴりシリアス。序盤にカジノで人生ゲームアトラクションを経験させているのが、後半に活きてくる展開。テーマは人生だろう。ブラッドシャドーが感じた絶望に対し、美葉とルーくんがどのような行動をするのかが見どころ。最後も笑っちゃう展開で、最後の最後まで楽しめた。パロディや風刺を効かせたスペオペだけど、ただのコメディで終わっていないところが素晴らしい。著者は10代向け文庫ということを、しっかりと理解した上で書いている。若者への力強いメッセージを感じた。2022/12/31