角川文庫<br> ラプラスの魔

角川文庫
ラプラスの魔

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  • サイズ 文庫判/ページ数 287p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784044601010
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

1924年、アメリカのマサチューセッツ湾にある田舎街ニューカム。その町外れに立つウェザートップ屋敷は土地の者には幽霊屋敷とよばれる空屋だった。ここで惨劇がおこる。2人の少年がまるで食いちぎられたようなバラバラ死体で発見され、一人の少女が行方不明になったのだ。怪奇事件の謎を追う女性記者モーガン、私立探偵アレックス、オカルト学者、霊媒師、日本人の超能力者、草壁健一郎たちが見たのは、怖るべき魔物と異世界の秘密であった…。人気RPGを原作に、クトゥルー神話まで飲みこみ広がっていく新鋭山本弘の戦慄の怪奇ファンタジー。ここに書下しなる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みんち

7
引き続き、懐かしのゲーム小説から。山本弘氏の「ラプラスの魔」を読了。山本弘氏といえば 現在では日本SF作家の大家として、またトンデモ本の研究会「と学会」の初代会長などとし ても知られるが、その氏の商業向け長編小説のデビュー作がこの本である事は意外と知られて いない。この本の原作となったのはWindows以前の時代にパソコン用RPGとして発売 された同名のゲームで、後にPCエンジン、スーパーファミコンなどの家庭用にも移植された が残念ながら知名度は今一つ。2017/03/21

ゆーいちろー

3
我が青春の読書とも言うべき、一冊。久しぶりに読み返しても面白い。昔は分からなかった作中の小ねたにも思わずにんまりしてしまう。テーブルトークRPGにも造詣が深いだけあって、多少あざとさは感じられるものの、キャラクターの行動の必然(再びあちらの世界に向かう理由など)に意識を用いていると感じた。正統派和製クトゥルフ神話の中では、今だに三本の指に入る作品ではないかと思う。ライトノベルなどという区分わけができる前のジュニア小説のレベルを推測できる貴重な1冊だと思う。2010/09/24

れるむでふ

2
ゲームは鬼畜だった。なので小説読んだ。色々と知識の土台になったお気に入りの本。

MNK2

2
PCゲームは途中で断念。いまでもこの世界観は好きだ。前にログアウトで読んだ外伝が読みたい!2015/05/14

さわき

2
面白い!健一郎がかっこいい。ファンタジー世界ならゾンビだとかグールってありふれた敵だけど、現実世界にそれが現れた場合の恐ろしさや禍々しさの描写が秀逸だと思う。それにしても健一郎がかっこいい。結城信輝氏の挿絵もいい。2014/05/10

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