内容説明
「畏れ多くも殿下を敬愛したてまつりすぎていて」舞台は煌国。婚礼に臨む太子近衛武官・結蓮のもとに、太子〓(そう)成を襲う妖怪が現れたと報せが入る。尊敬する太子の一大事に、花嫁衣装を脱ぎ捨て、太刀を手に駆けつける始末。自ら三度目の結婚をぶち壊してしまうほど太子に心酔する結蓮だけど、突然異動の命令が!待ち受けていたのは、新たな婚約者で―!?清家未森が贈る、チャイニーズ・ファンタジー、ここに開幕。
著者等紹介
清家未森[セイケミモリ]
福岡県出身。第4回角川ビーンズ小説大賞読者賞受賞。「身代わり伯爵の冒険」(受賞作改稿)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
81
初読。2014年441冊め。なにかライトな物が読みたくなって、十二国記や彩雲国物語的なものと認識しシリーズ大人買いしてみた一冊。中華風の国で和風の留学生がいたり、妖怪退治だったりと先の2シリーズとなにか通じる物があるが、設定や展開はまだまだ大味な印象。初巻から登場人物も多くて把握できていないので、次巻はおさらいしながら読む。2014/06/16
いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】
59
ご紹介本*中華ファンタジー1巻*畏れ多くも殿下を敬愛したてまつりすぎていて…と、殿下の一大事に折角の花嫁衣装を脱ぎ捨て、太刀を片手に戦陣を切り裂く!花嫁衣装より戦装束が似合うトホホな武官・結蓮の元に突然異動の辞令が!彼女の運命、さてどうなるのやら!?――読友さんにご紹介頂いた本書、実に楽しめました!ご紹介ありがとうございます! ⇒続き2013/12/09
ダージリン
42
前作とは違う話をということで、中華風世界観はまだ少し消化不良気味ですが、キャラクターが魅力的です!突っ走るヒロインですが、不言実行タイプでシリアス背負いつつ、時々可愛い・・・みたいな。相手役はもうすでに振り回されていますね(笑)。季隆さんは好みなので、がんばっていただきたい(笑)。太子もラブ参戦するのでしょうか?気になります。2011/10/14
のほほん@灯れ松明の火
37
身代わり伯爵とは、また一味ちがった主人公で、こちらも面白くなりそうな予感です。 まだまだ序章で、これから色んな大暴走が読めそうです。 季隆さんと図書館戦争の堂上教官が なんだかだぶってしまうんですが、このお話では どんな時に、どんな風に 同一人物だと発覚するのか…すごーく展開が楽しみです。2011/12/08
まりもん
34
ザビの短編のようにもうちょっと季隆と結蓮の会話がもっとコミカルだったら良かったかな。 それ以外はそんなに気にすることなく読めた。色んな政治関係が絡むものが出てくるのは予想通りだったけど。2011/10/02