内容説明
超幸運体質のアイリは、大きな災厄があった因縁の地、ミッドパレスを訪れる。そこは、超不運体質の相棒、ハイヅカの故郷でもあった。呪いを解くためのキスを交わして以来、ハイヅカに感じる相棒以上の気持ちに戸惑うアイリは、仕事に集中しようと、タロットカードで守護物の安否を占う。だが、急襲を受け、ハイヅカと離ればなれに!一人になったハイヅカの大凶運は周囲を巻き込み、暴走寸前で…!?吉凶混号コンビ、大ピンチ。
著者等紹介
月本ナシオ[ツキモトナシオ]
2月1日生まれ、大阪府出身。第3回角川ビーンズ小説大賞優秀賞受賞。「花に降る千の翼」(受賞作改題改稿)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋製
16
ハイヅカの故郷であるミッドパレスは15年前、厄日の礼拝と呼ばれる大厄災が起こった地でもあった。ハイヅカの過去、それに連なる家族との確執が明らかになっていく。2013/07/28
ひめありす@灯れ松明の火
14
御両親にご挨拶に行きましょう編。ちょっとブラコン気味の弟さんの暴走が可愛い。でも、事態はとんでもない方向に進んでいます。しかし、それを差し置けるほどの主人公たちのいちゃいちゃっぷリが素晴らしい。互いについに意識し始めたので、機微の微妙な変化やら初々しいアイリの振る舞いやらハイヅカの態度の改め方やら、素敵さし絵と言い思う存分堪能いたしました。手を繋いでもらっただけのダリウスがちょっとかわいそうになってしまうくらい。お話としては、成熟して独立した大人の社会って、安定して素敵だけど若者は生き辛いことも多いお話。2011/11/06
ダージリン
12
アイリやダリウスの出生の秘密?にワクワク。ウィッカの謎が深まりましたね。そして、吉凶コンビのじゃれ合いにも期待してしまいますが、ダリウスくんも可愛いのでちょっと応援してしまう(笑)。2011/08/09
U
11
メイン二人ににまにましつつ、ダリウスさんが微妙にデレてきたのがたまらなくニヤニヤを誘う。もうすぐ完結らしいけども……どうなるのだろうか。ともかく兄弟仲は良好になったようで良かった良かった。2011/08/02
はなりん
9
ハイヅカ&アイリのこの微妙な関係いいですよねぇ!お互いの心の中での葛藤が大変おいしかったです。今巻では、ハイヅカの家族関係がわかって弟君との和解があり、ちょっと安心。お母さんにも登場して欲しかったなぁ。ストーリーでは、黒幕?も登場し、いよいよ佳境に入ってきたなぁって感じですね。ダリウスもなにか秘密がありそうで、今後の展開が楽しみです。2011/10/02
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