内容説明
執事アンセルを追って、捕らわれの身になった鑑定士ミリセントは、幽霊屋敷に隠された秘密を知ることに。さらに、秘密結社“大暗室”が、国に災厄を招く『滅び歌』の復活を目論んでいると突き止める。貴族グレンと共に、代々両家に与えられた務めと、悲しい宿命から解放されるため、対決の場『仮面舞踏会』へ向かうミリセントだが…!?「おかえりなさいませ、ミリセント様」出会いと別れ、新たな約束に、涙あふれる完結巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅羽
7
完結巻。ずっと行方不明だった完結巻…。やはり最後まで読みたくて部屋中探してやっと発見。もう前巻の内容を殆ど忘れてましたが、最後にミリセントとグレンが婚約して良かったです。あまりこれまで恋愛めいた動きがなかったので本当に良かった(笑)もっとこれからの二人を見届けたい気持ちはありますが、もうこれで満足という気持ちもあります。2015/01/26
ダージリン
3
アンセルが若返ったことで、グレンは少し安心したのでは?と思っちゃいました。なんにせよ、今年最後の本がハッピーエンドでめでたし!2009/12/31
のどか
3
あー、面白かった。ありがとうございましたと言いたい気持ちです。あの部分やこの部分はふくらませれば文庫1冊書けそうなのに圧縮しちゃうのかー!と思いつつ、読了。不自然ではなくまとまっているけど、もう少しじれじれな恋愛模様を見たかった!ドラマチックなアンセルに押されてたけど、グレンが結構全開でデレてたなあ。堅物が想いを自覚するとこんなに恐ろしいことになるのか。ティーハニーとラストの彼とか、脇も気になる。そしてやはり、リーアンが何気に好きでした。王子かっこいい。2009/12/28
しゃちおおかみ
3
予想通りミリセントはグレンと・・・だったけど、くっついた途端、なんだかあんまり心がトキメかず、自分が意外にアンセル派だったことを発見(笑)。でもカップリングはあの二人で正解。ひとつひっかかたのは、国王陛下がミリセントの母上に会ったのが四年前って・・・最近すぎないでしょうか?。それと前王子さまの心意気とか、秘密結社とかマッドドクターとか・・・、他のビーンズの(現在進行中の)複数のシリーズとかぶっちゃった感がありました。もちろん色々テイストは違うんですけれどね。2009/12/27
シュウ
2
ポンポンと展開が進んでいく。ミリセントとグレンがカップルになることは予想できていたが、アルとティーハニーがこうなるとは思っていなかったな。ハッピーエンドで終わってくれてよかった。このシリーズ好きだな。2014/12/12