内容説明
『悪魔の皇子』と呼ばれる異母兄弟、兄シェラバッハと弟アストロッド。「共に闇に還ろう」と告げた弟を拒み、兄は再び王座に就いた。だが、世界に死と破壊をもたらした暗黒の覇王を打ち倒さんとする多島諸国連合との戦いを前に、国内にも不穏な動きが…。魔力を失い、望みのない戦いへと身を投じるシェラバッハ。そのとき、アストロッドが取った行動とは―!?様々な人々の愛と葛藤を呑み込み、兄弟の戦いはついに佳境へ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅羽
5
この巻で完結だと勝手に思い込んで読み進めていましたか、終わる雰囲気ではなく、救いのなさそうな最終決戦へ突入直前で終わってしまいました。何だかルシアのアストロッドへの想いが切ないです。もうハッピーエンドなんて望みませんが、せめて優しい結末になりますように。2013/08/09
トゥルチィ
1
閑話休題、内々で静かに女の戦いやら殺伐ほのぼの兄弟やらルシアとのラブラブやらサマラとキィスの淡い恋のやり取りが展開。しんしんと降り積もる雪の中、家の中で賑やかに、でも大人しく過ごす…まさにシュロウの冬のような巻。戦いの準備は着実に進んでいきます。 元々のアストロッドの過去の話や、シェラバッハの本音など、読みたいけどなかなか読めないエピソードがさりげなく入ってます。2014/07/17
とも
1
レニーゼッタが好きでした。今回のお話では、アストロッドが男性なんだなってことが、レニーゼッタやルシアとの関わりの中で、いままでより感じられました。2014/02/07
いんちょ
0
2006-04042015/05/17
punto
0
追記。2008/02/09