日本の官僚人事システム

日本の官僚人事システム

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  • サイズ A5判/ページ数 230p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492210802
  • NDC分類 317.3
  • Cコード C3031

出版社内容情報

「親方日の丸」で競争皆無といわれる公務員の人事給与システムは、実は職員のインセンティブを最大限に引き出す優れた構造を持つ 現職公務員の大胆な問題提起。

内容説明

お役所は本当に非効率なのか。「おそい昇進」と「積み上げ型褒賞システム」を特色とするわが国の人事行政が、実は公務員のやる気を最大限に引き出す構造になっていることを大胆に主張して論争を呼ぶ一冊。

目次

第1章 日本型雇用システムの経済合理性
第2章 国家公務員の人事・給与システム
第3章 諸外国公務員の人事・給与システムとの比較
第4章 地方公務員の人事・給与システム
第5章 「おそい昇進」政策の前提条件の変容

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おはら

1
4章以外読んだ。この本が書かれた当時の文脈(官僚制は非効率だという批判が吹き荒れる)からしたら仕方がないのかもしれないが、現行の官僚制の人事管理システムを効率的で優れたインセンティブ・メカニズムであると全面的に肯定し称賛する著者の立場には違和感があった。特に日本が諸外国に比べて極端に少ない公務員数で高いパフォーマンスを発揮できているのはこのメカニズムのためである(従って公務員数を増やす必要はない)と断言しているが、極端に男性が多く極端に長時間労働していることなど他にも考慮すべき変数があるのではと思う。2024/11/04

Kenji Suzuya

0
日本の公民人事制度を「遅い選抜(=20年近くほとんど昇進ペースに差がつかない)」を特徴とするものとして、これが給与制度や大部屋主義とあいまって、キャリアの中でも遅くまでモチベーションを維持させ、またノンキャリアの意欲も削がないようにする効果的なシステムであると評価する。ただ、組織拡大が止まったことと世代ごとの採用人数の偏りから管理職ポストが不足し、滞留する人が増えたり昇進ペースが全体として遅れたりする弊害が出はじめていることも指摘されている。2015/10/22

akanishi

0
今読むとちょっと古い本ではあるが、遅い昇進、など公務員人事の特徴と問題点をわかりやすく述べている。2014/02/03

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